不登校専門心理カウンセラーの田中勝悟です。

1月~3月にかけて、一番多い相談は、
「子どもの進路をどう考えていけばいいか」
という内容です。

これって親にとっては本当に大きな悩みで、
中には不安で毎日寝れなくなったという
お母さんまでおられます。

今回は、進路についてどう考えていけばいいのか、
親子で進路に向き合うコツについてお話します。

こちらの動画もどうぞ

進路の話が全くできない親は多い

私のカウンセリングでも、
上記の悩みを訴えるお母さん、結構おられます。

で、その中で良くあるのが、

「進路の話をしようとすると、
耳をふさいだり、部屋にひきこもってしまって、
全く話ができない」

というもの。

親が将来について話そうとした瞬間、
子どもは一気に拒絶してしまうんですね。

でも、学校からは進路についてどうするかと聞かれるし、
お母さんの中でもパニックになります。

親子関係のレベルを確認することが大事

で、この段階での答えですが

「まだ進路や将来の話をする
タイミングではない」

ということです。

不登校の子どもをサポートするときに、
親子関係4つの段階という視点があります。

1.親と会話ができない状態
2.挨拶くらいならできる
3.雑談ができる
4.将来の話ができる


です。

ちなみに
進路や将来の話ができるようになるためには、
最低でも3~4の段階であることです。

親子の会話すらできない状態だと、
進路の話はまずできません。

親子関係の質を高めることが何よりも大事

なので、もし会話すらできない状態であれば、
まずは親子の絆を深めていくということが
最優先課題となります。

で、これができるようになると、
少しずつ子どもの方から
進路の話をしだすようになります。

あるお母さんは、子どもとの関係が悪くて
全く会話もできない状態でしたが、
親子関係が改善されてくると、

子どもの方から「学校どうしよう?」と
不安な気持ちを吐露するようになりました。

進路の話をし出したときの注意点

当然ながら、子どもは親ほど人生経験はありません。

経験がないということは将来の見通しも不十分ということです。

そのため、荒唐無稽な見通しのないことを言うかもしれません。

例えば、

「アイドルになりたい」
「声優になりたい」
「プロゲーマーになりたい」
「今からハーバード大学に行く」
「16歳から働いて起業する」

などなど。

親からしてみたら
「馬鹿なこと言って」と思えるような内容も多いです。

一方で、自信のなさから

「このまま高校なんて無理」
「通信制高校【なら】いけるかも・・・」

と弱気の発言も出てきます。

この時ついやってしまいがちなのは、

「そんなこと無理でしょ」
「そんな弱気じゃだめでしょ」

と、否定するような発言をすること。

他にも
「それだと勉強しないとね」
「こういうところで練習しないとね」

とマウンティングするような発言もNGです。

そういった対応をされると、子どもは、
「もういい、話さない」となってしまい、
親に話をしなくなります。

そのため、
「そっか、そういう風に考えているんだね」
と肯定もせず、否定もしないで聞いていき、

子どもが自分で考えていけるようにサポートしていく。

その上で、子どものペースやタイミングを見ながら
背中を押し出すような関りが大切です。

親子関係がよくても進路の話ができない場合

上記のことを話すと、お母さんから
こんな質問を受けることがあります。

「田中先生、うちは子どもも笑顔になって、
家族でたくさん話し合うことが出来るようになっています。
でも、進路の話になると途端に表情が暗くなるので、
全くできないんです

そのお母さんの親子関係の段階を見ると、
雑談もできていて、子どもとも何でも話し合える状態で、
とても良い感じなんですよね。

でも進路や将来の話は全くできない。

この場合、次のことが考えられます。

それは、
「子どもの中でまだ準備ができていない」
ということです。

つまり、不登校からやっと心が元気に回復したけど、
そこから次のステップに進むための、
心の準備がまだまだ不十分だということです。

一発逆転を狙う子の対応

ちなみに、不登校の子の中には、
一発逆転を狙う子もいます。

そういう子だと、
到底不可能な高校を狙おうとして、
でもできなくて、それで落ち込んでしまい、

進路のことに目を向けたくないという状態に
なってしまうこともあります。

この場合の解決法ですが、
子どもが自身の将来をどう思っているのかを
しっかりと聴いていくということが大切になります。

で、実際に動いて見て、
上手く行かなかったらその時に考えていく
というスタンスが良いでしょう。

先ほどもお伝えしたように、
子どもは自分で経験してこそ学びます。

「失敗したらどうしよう」
ではなく、子どもが動けるように受け止めていき、
「失敗しても大丈夫だよ」
と安心感を与える関りをしていくことが大切です。

人は安心感がないと動けないのです。

話しを聞くときのポイント

ちなみに話を聴くときのポイントは、

一つは、

「そっか、そう考えているんだ」

否定も肯定もしないことです。

子どもの考えは「違う」と思うことが多いので、
否定したくなるのが親心です。

よくいろんな本に書かれているように
「肯定する」と言われてもなかなかできません。

だから「否定も肯定もしない」というのがポイントです。

そして、

子どもが話したいと思える
タイミングを尊重していく

ということです。

親のタイミングよりも、子どものタイミングです。

子どもが話したくない時に、
いろいろと話を振ってみても、
「追い詰められている」と子どもは感じてしまいます。

そうなると、
子どもに焦りや不安が出てきてしまい、
親の焦りや不安も相まってきて

話しをするのが難しくなります。

子どもの話を聴くための〇〇法

こんな話をすると、
「でも、子どものタイミングを待つってどういうこと?」
という疑問も出てきます。

そうした場合は、私が提案している、
「後出しじゃんけん法」
を試してみるのも良いでしょう。

要は子どもの話を聴いてから、親の方で考えてみて、
その後で子どもに対応していくということです。

以下の記事に詳しく書かせていただいています。

それができるためには、
「子ども理解」ができること
というのは言うまでもありません。

まとめ

今回は進路について、
親としてどう対応していくかについて
書かせていただきました。

まとめると、

  • 親子関係のレベルを見極めて対応し、
    もし親子の会話ができない段階であれば、
    親子の絆を深めていくということに専念すること
  • 親子関係が良いのに進路の話ができないということは、
    子どもの中で心の準備ができていない状態。
  • 話を聴くときは、「否定も肯定もしない」というスタンスが有効。
  • 子どものタイミングを尊重すること。
    それをするためには、後出しじゃんけん法が有効。

 

ということです。

 

私たち大人もずっと働いていない状態が続くと、これからどうしていったらいいか、どう考えて行ったらいいかわからないものです。

ずっと学校に行けていないからこそ、将来のことを考えれなくなっているという場合もあります。

そうしたお子さんの気持ちを理解し、ペースを尊重していく関りをしていくことが、実はとても大事なのです。

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田中勝悟

田中勝悟

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不登校専門心理カウンセラー
カウンセリングルームはぴっと室長
臨床心理士 公認心理師 選択理論心理士
「3つのステップ」によって親子が成長していくことで、不登校をプラスに乗り越えることをサポートする専門家。生まれつき性格という観点から、親が子どもの理解が深まることを主眼においてカウンセリングを実施している。

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