この記事でわかること!!

  • 小学1年生の不登校の子どもの理解の仕方がわかります。
  • なぜ学校に行けないのか原因がはっきりします。
  • 将来を見据えた対処法が見えてきます。
質問者

小1の娘が学校に行きたくないと言っているの

田中
たなか

なるほど。理由は何か聞いていますか?

質問者
いえ、全然話してくれなくて・・・
田中
そうですよね。
特に低学年の場合は気持ちを言葉にできない分、
原因がわからないんですよね。
質問者
そうなんです。ただ「嫌だ!行きたくない!」というだけでどうしていいか・・・
田中
じゃあ、今回は小学1年生の学校に行きたくない子どもの気持ちの理解の仕方についてお話しますね。

 

小1の不登校の子どもは増えて来ている

最近は小学校1年生から不登校になるお子さんも増えてきています。
私にもそうした相談は来ています。

ちなみに令和2年度の文科省の調査では小学1年生の不登校の数は、
3,395人だそうです。

平成30年の人数は2,296人だったので、
少しずつ増えて来ていることがわかります。

参考:

原因は小1ギャップ・・・その背景は?

一昔前は、小学校1年生の不登校なんて考えられませんでした。
そもそも不登校は小学校高学年から中学校にかけて増えてくるというのが教職者や専門家の見解だったからです。

ただ、漫画家の棚園正一さんのように
小1から不登校だった子も決していなかったわけではありません。

 

じゃあ、なんで段々と増えて来ているのか。

一つ考えられるのは、小1ギャップです。
中1ギャップの方が有名ですが、
要は幼稚園・保育園から小学校に上がった際に環境の変化によって、
子ども達に大きなストレスがかかってしまう現象をさします。

小学校の環境にストレスを感じやすい子どもたちがいて、
その子たちが不登校になってしまうというのが私の考え方です。

学校に合わない子、ストレスを感じやすい子が増えて来ているということです。

母子分離不安の正体

となると、
母子分離不安を感じる子が増えてくるのも
十分理解できるようになります。

母子分離不安とは、
文字通り「子どもが母親と離れることに対する不安」を指します。

学校の中でストレスを感じるようになると、
心のエネルギーをたくさん消費してしまいます。

そうなると、
学校へ行くだけのエネルギーがなくなってしまい、
学校に行くことができなくなってしまいます。

具体的には、頭痛や腹痛と言った身体症状だったり、
学校が怖くなったり、パニックになるなどの症状として現れるようになります。

心のエネルギーが乏しくなったため、お母さんにべったりするようになります。

これが母子分離不安の正体です。

小学校低学年では
「お母さんと一緒なじゃないと学校に行けない」
と訴える子が多いです。

そのため、母子登校なってしまうケースも多いですが、
その背景には上記の学校に行くエネルギーが
不足していること
が大きな要因だと言えます。

学校に合わなくなる3つの原因とは?

さて、なぜ学校でストレスを感じるのでしょうか?

実は3つの原因があります。

1)学校で生きる力が育っていない
2)学校に合わない個性を持っている
3)繊細過ぎて学校に合わすのが難しい

それぞれ説明しましょう。

1)学校で生きる力が育っていない

子どもの時からお母さんが過干渉だった場合、
子どもの自立心が育たなくなり、
そのために学校に行く力が育たなくなってしまうケース
があります。

例えば、口うるさく「〇〇しなさい」と言ってきたり、
世話を焼きすぎしてしまうと、
「自分で考える」ということを放棄してします子がいます。

そうなると学校では自分である程度考えて周りに合わせる力が求められるので、
その力が全く育たず、結果として学校でストレスを感じてしまうのです。

この場合は、お子さんの性格や能力を見定めた上で、
自立心を育んでいく教育法が有効になります。

水野達郎さんのペアレンツキャンプが有名ですね。

2)学校に合わない個性を持っている

もう一つは子ども自身が学校への合わない特性を持っているケースです。

有名なところで言えば、エジソンがそうです。

エジソンは小学校の詰込み型の教育に全く合わず、
教師から匙を投げだされ、
ホームスクーリングに切り替えたことで、発明王と呼ばれるまでになりました。

いろんなことを発想する力や個性は、
学校の中では全く合わないものだったのです。

こうした才能が学校に合わなかった結果、
学校に大きなストレスを感じてしまう可能性があります。

その場合は、
「どうしたらこの子の才能を伸ばせるのか」
という視点で見ていくことがいいでしょう。

3)繊細過ぎて学校に合わせるのが難しい

また、不登校の子の多くは繊細で、
周りに合わせてしまう才能を持っています。

一方で学校というのは、
ある程度スルーする力が求められます。

「まあ、いいか」と思える子の方が学校ではうまくいきやすいのです。

繊細な子ほど、
そうした学校のいろんなトラブルや友達関係を
スルーすることができず、ストレスを抱え込んでしまいます。

その中でエネルギーを消費してしまい、
行けなくなっているケースです。

その場合は、その子に合ったサポートは配慮をしながら、
少しずつ学校の中で過ごす力を身に着けていく必要があります。

小学校1年生での不登校を解決していくために必要なこと

上記はそれぞれ独立したものではなく、
重なり合っていることがほとんどです。

なので、一番大切な事は、
なぜこの子が学校に行けなくなったのかと言う「見極め」です。

その見極めには時間かけてもかけすぎることはありません。

逆に見極めないまま、
いろんなやり方を試してしまうことの方が危険です。

この「見極め」のことを、
「子ども理解」と呼びます。

この理解をしていくことで、
「この子がどうすれば幸せに生きることできるか」を
しっかりと考えていくことが不登校解決のカギとなるのです。

行けない理由は言わなくても大丈夫

小学校1年生の場合、学校に行けない理由は
言えなくても大丈夫です。

それは子ども自身が気持ちを言葉に出せるほど成長していないので、
お父さん・お母さんが焦らなくてもいいということ。

ただ、その分体や感情で気持ちを表現しようとするので、
そのサインに気づいていくということが必要となります。

その際には上記のどれかがあるのだという視点でみていくことです。

そして原因に沿った関りをしていくことがポイントになります。

まとめ

この記事のまとめです。


  • 小学校1年生の不登校は年々増えて来ている。
  • 考えられる原因は、「生きる力が育っていない」「個性が学校に合わない」「感受性の高さゆえに学校でストレスを感じやすい」の3つ。
  • 幼いと言葉で表現することが難しいので、体や感情で現れるサインを大人が気づいていくという事が大切。

原因がわかれば、次にどうすればいいかも見えてきます。
逆に言えば、原因がわからないと、どうしようもできません。

なので、まずは丁寧に原因を見つけていくという作業が必須になります。

もし、よろしければ不登校解決カウンセリングを受ければ、
原因をしっかりとアセスメントしてお伝えさせていただきますよ。

ではでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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田中勝悟

田中勝悟

写真をクリックするとプロフィールへジャンプ

不登校専門心理カウンセラー
カウンセリングルームはぴっと室長
臨床心理士 公認心理師 選択理論心理士
「3つのステップ」によって親子が成長していくことで、不登校をプラスに乗り越えることをサポートする専門家。生まれつき性格という観点から、親が子どもの理解が深まることを主眼においてカウンセリングを実施している。

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