不登校専門心理カウンセラーの田中勝悟です。
かがみの孤城をこの前見に行ったのですが、
素晴らしい映画でしたね。

あれからいろんな人に勧めているうちにいろんな気づきが出てきました。

実は私が提唱している「3つのいく(育)」について、
そのまま同じステップを取っているんです。

この記事を読んだ後で、
もう一度「かがみの孤城」を見れば、
新しい視点で不登校解決のヒントが見えてくると思います。

かがみの孤城については以下の記事をご覧くださいね。

それではどうぞ!

3つのいく(育)とは?

その前に、私が提唱している「3つのいく(育)」についてお話しますね。

私は不登校のお母さん、お父さんを対象にカウンセリングをしてきましたが、
子どもが元気になったり、学校に行きだしたとき、
必ず3つのステップを踏んでいることが分かりました。

それは

1.親が子どもを正しく理解していく

2.親子の絆を深めていく

3.親子が成長していく

です。

最後に「いく」がついているので、
親子が育っていくことが大事という意味を込めて
「3つのいく(育)」と呼んでいます。

詳しくは下記の記事を参照してください

物語冒頭でのお母さんの対応

かがみの孤城の冒頭で、朝ご飯を作っているお母さんが
「今日はどうするの?学校に行くの?」
と聞いてきます。

主人公のこころさんは首を横に振ります。
「ごめん、お腹が痛くて」と。

お母さんはため息をついて、学校に電話を入れます。
「今日も体調が悪くて行かないみたいです」と。

その時、こころさんは心の中でこうつぶやくのです。

「違うんだよ。行かないんじゃなくて行けないんだよ」と。

この時はお母さんは主人公の辛さや苦しさを理解することが出来ません。

そのため、こころさんが鏡の中に行っていて、
家にいなかったのを喜んで、
「どっか外に出てるみたいで嬉しいよ」というと、
こころさんは「勝手に見ないで」と怒り出すシーンもありました。

こころさんの中には「私の気持ち、何も知らないくせに」という思いがあります。

お母さんがこころさんを理解していく

ある日、お母さんはこころさんにこう伝えました。

  • ずっと喜多嶋先生と相談をしていること。
  • その中で、「こころは悪くない」と言っていたこと。

その言葉にこころさんは戸惑いを見せます。

後日、こころさんは喜多嶋先生に、
「どうして私は悪くないって思ったんですか?」と聴きます。

喜多嶋先生は、
「だって、戦っているじゃない」というと、
こころさんは泣き出します。

喜多嶋先生が「またお話ししてもいい?」と聞くと、
こころさんは大きく頷きます。

そこから孤城の仲間(アキさん、フウカさん)に
自分がされてきたいじめ、悩みを話すようになります。

アキさんは、こころさんの話を聴いて、
「つらかったんだね、頑張ったね」と
ぎゅっと抱きしめます。

そこでこころさんは堰を切ったように大きな声で泣き出すのです。

私はこのシーンがかがみの孤城の中で一番好きです。

(映画「かがみの孤城」より)

お母さんとの信頼関係を取り戻していく

その後、こころさんはお母さんに自分の苦しかった思いをやっと打ち明けます。

そこで、お母さんは「ごめんね、気づいてあげれなくて」と
こころさんを抱きしめます。

ここで注目したいことは、
お母さん自身も苦しみながら、こころさんに向き合い続けていたことです。

もちろん、人間なので失敗することもあります。

それでも喜多嶋先生とずっと相談をしてきたことで、
お母さん自身もこころさんの苦しみを理解しようとしたのでしょう。

そのお母さんの努力があったからこそ、
こころさんも気持ちを話すことが出来たのです。

親子の絆が深まった瞬間だと感じました。

親子が成長していく瞬間

その後、担任の伊田先生を交えて、
こころさんが受けたいじめについての話し合いのシーンがあります。

でも、伊田先生の対応はあいまいで、こころさんの話を聴かずに
「1回当事者同士で話し合った方がいい」と提案します。

それをこころさんは拒否しますが、
「でも、話し合わないとわからないじゃないか」と返します。

その時に、お母さんは

「先生、もういいです。
次は校長か学年主任と一緒に来てください」

と一喝します。

この物語の最初の方では、お母さんもどこかおどおどして頼りない感じでした。

で、こころさんのいた2006年はまだ学校には意見を言えない時代であり、
意見を言う保護者をモンスターペアレント扱いする学校もありました。

その中で、担任の先生にはっきりと意見を言うお母さんはすごいと思います。

お母さん自身がこころさんの不登校を通して成長したんだと感じました。

親子の成長が子どもの成長につながる

その後も目が離せないシーンばかりですね。

こころさんは保健室登校をするシーンがありますが、
親友の萌さんに無視されたことや
あきらかに伊田先生に書かされたと思えるような名無しの手紙を見て、
過呼吸になり保健室に倒れ込んでしまいます。

そこでたまたま喜多嶋先生がやってきて、
「あれはひどい。ありえないって先生に言ってきた」と言います。

こころさんのつらさを理解しているからできる対応です。

理解してくれる人がいる。

それがこころさんの成長にもつながっていっています。

(映画「かがみの孤城」より)

お母さんの言葉に勇気をもらえた

最後の方で、喜多嶋先生とお母さんとこころさんの3人で、
ショッピングモールで食事をするシーンがあります。

そこで学校側と掛け合って、
いじめていた子たちはバラバラになり、
同じクラスにならないことなど学校に配慮してもらったことを話します。

その時にお母さんは
「学校に行かなくても大丈夫だよ」と言います。

喜多嶋先生と話し合って、
段々とお母さんもいろんな視点で
こころさんを見ていくことができるようになっています。

こころさんは「え?いいの」と目を丸くします。

このお母さんの言葉はこころさんにとって、
大きな勇気をもらえたのではないかと思います。

また、その時に親友の萌さんが転校する話を聴きます。

その後、萌さんと話をするシーンがあるのですが、
そこで萌さんも今いじめを受けていることを教えてもらい、
「だからこころさんも負けないで」と言われます。

このシーンもすごいですね。
こころさんがいろんな人との出会いを通して、
成長していっているというのが見えてきます。

(映画「かがみの孤城」より)

かがみの孤城がすごいと思えた理由

かがみの孤城は、ファンタジーであり、
現実味がないシーンも多々あります。

こころさんは孤城に来た仲間たちと過ごせたから
成長できたのだという見方もできます。

でも、孤城の外側では、
お母さんがこころさんを理解するようになり、
そして、お母さんとこころさんの絆を取り戻し、
お母さんが成長できたからこそ、
こころさんも少しずつ成長していく・・・

そんな見方もできるのです。

で、これは実は不登校が改善していく、
つまり、少しずつ不登校を乗り越えていくとき、
必ず見られるプロセスです。

もし、かがみの孤城を見たことがない人、
もう一度見て見ようかと思った人、

親子の成長という観点から見て頂けると、
また一味違った見方ができると思います。

さらに、不登校支援のポイントやヒントが
掴めるようになってきますよ。

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田中勝悟

田中勝悟

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不登校専門心理カウンセラー
カウンセリングルームはぴっと室長
臨床心理士 公認心理師 選択理論心理士
「3つのステップ」によって親子が成長していくことで、不登校をプラスに乗り越えることをサポートする専門家。生まれつき性格という観点から、親が子どもの理解が深まることを主眼においてカウンセリングを実施している。

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