いつも読んでいただいてありがとうございます。不登校解決カウンセラーの田中勝悟です。
更新日:2026年9月
質問者やっと子どもが学校に行けるようになったので、もう大丈夫だと思っていたのですが、最近また行き渋るようになってしまいました…。
田中そのお気持ち、よく分かります。実は再登校できた後こそ、注意しておきたいことがあります。今日は、再登校後に親のカウンセリングが必要な理由についてお話しします。
結論からお伝えすると、再登校できた後に再び行けなくなってしまうケースの多くは、親が「もう大丈夫」と安心して手放してしまうことが原因です。再登校の後こそ、子ども理解を深めるための関わりを続けていくことが大切です。以下で順番にお話ししていきます。
私は公認心理師・臨床心理士として、これまでのべ8,000件以上、不登校のご家庭のカウンセリングをしてきました。その経験も踏まえながら、今回のテーマについてお話ししていきます。
再登校の後に「再不登校」になるケースが多い
子どもが不登校になってから、一生懸命子どもに向き合おう親は多いです。
そうした親の頑張りの結果、子どもが少しずつ元気を取り戻し、そして学校に行くようになります。
私のカウンセリングでも「3つのいく(育)」を実践した結果、再登校に至ったケースは少なくありません。
※補足しておきますが、私は学校復帰や再登校が不登校の解決だとは考えていません。あくまでも子どもが社会で幸せに生きていく力を身に着けていくことが本当のゴールだと考えております。
ただ、この再登校をした後に、子どものメンタルが悪化し、再不登校になるケースが結構多いのです。
別室登校に行きだしたり、午前中だけ行くようになったり、友達と遊べるようになったりするのですが、ある日を境にまた行けなくなってしまいます。
実は再不登校になるケースは非常に多いのです。
なぜ再不登校になってしまうのか
なぜだかおわかりでしょうか?
一番の理由は、
「あ、子どもが学校に行けるようになった。よかった」
と、親が手放してしまうためです。
不登校の本当の原因は「学校への合わなさ」
ここはとても大事なところですが、不登校の原因は「学校への合わなさ」です。詳しくはこちらの記事でも解説しています。
その中でエネルギーをすり減らしてしまった結果、学校に行くまでの元気がなくなってしまうのが、本当の不登校の原因です。
そのため、うつ病っぽい症状を出したり、ゲーム依存や昼夜逆転と言った状態になるケースもあります。
これらは心のエネルギー不足によるものです。
再登校後も、子どものエネルギーは減っていく
そうした子どもたちがお父さん、お母さんの愛情を通して、心のエネルギーが回復してくると、「もう一度学校に行こうかな」と思うようになります。
その結果、再登校につながるのですが、問題はここからです。
もともと合わない学校に戻るのだから、また行くだけでエネルギーが減ってきます。
そうしたしんどさを親が理解して見守ることで、また充電して頑張るのですが、
「あ、行けた!もう大丈夫だ」と思ってしまって、手放してしまう方がおられます。
そうなると、子どものエネルギーはどんどんとすり減ってしまい、再不登校となってしまうのです。

その時にパニック状態になってしまって、再度私のところに来る方も少なくありません。
大事なのは「子ども理解」を深めること
この場合、大事なことは・・・
やはり基本の「子ども理解」をしっかりとしていくことに尽きます。
この子ども理解が深まってくると、親の心構えがどっしりとしてきます。
そして、子どもがいざ不安定になったときに、親も自信を持って支えることができるようになります。
しかし、親が不安定になってしまうと、しっかりと子どもを支えることができなくなってしまいます。
だからこそ、子どもが再登校できたときほど、親のカウンセリングは必要だと思うのです。
親がカウンセリングを受けることで気づけること
親がカウンセリングを受けることで、改めて子ども理解が深まっていき、
「あ、この子は今はこれが限界なんだ」
「こういう風に対応していったらいいんだ」
「不安に感じているのは自分の問題だったんだ」
と気づくようになります。
当ルームでは、不登校解決カウンセリングで、親が子どもを支えていくための土台を作っていき、その後も継続してサポートができるように整えています。
実際、子どもが再不登校になった後も、良くなったり、悪くなったりを繰り返すので、その都度メール相談やカウンセリングで対応させていただくこともよくあります。
あるお母さんは、
「田中先生のカウンセリングのおかげで、何とか気持ちを持ち直すことができて、最後まであきらめずに済みました」
と仰っていました。



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