今日はオンラインスクール「不登校の親の学び場」で
コンプリメントトレーニングについて勉強会をしました。

※オンラインスクール「不登校の親の学び場」では、
月に1回のグループカウンセリング、親の会、勉強会を
継続的に参加しています。

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さて、今回は「コンプリメントトレーニング」です。

コンプリメントトレーニングといえば、下記の本が有名です。
森田直樹さんが提唱されていますね。

コンプリメントトレーニングとは?

コンプリメントトレーニングは、
不登校の原因を「心の栄養不足」であるとして、
親が褒める、認めていくという関わりを通して自信の水を注いでいき、
それによって子どもの自立を目指していくという治療法です。

詳しくは上記の本を読んでいただきたいのですが、
コンプリメントトレーニングは確かに適切にやれば
確実に解決に導くことが可能だと思います。

あくまでも適切に継続すれば・・・ですが。

ただ、誤解しないでいただきたいのは、
私は森田先生の手法は有効だと思っていますし、
私自身の不登校解決カウンセリングにも取り入れることもあります。

なので、「こんな方法で治るわけはないよ」とは全く思っていません。

むしろ、適切にすれば確実に解決に向かうだろうと思っています。

ただ、この方法は不登校の心理の基礎知識がないと
かなり難しいと思うのです。

以下、私なりの「コンプリメントトレーニング」について
お話ししたいと思います。

子どもを褒めてもうまくいかない理由

多くの方は「褒めてもうまくいかないんです」と仰ることが多いです。

「すごいねっていっても、
ほとんど反応がないんです

という人は結構多いです。

ここでまずは「褒める」ということについて考えてみましょう。

まず、褒めるというのは、
「こう褒めれば子どもは学校に行くだろう」
というスタンスですると確実に失敗します。

その理由は、
子ども自身が「親にコントロールされている」ということに
窮屈さや不快を感じてしまうためです。

子どもが生きていく目標は自立です。

自立とは「自分の力で生きていくこと」です。

そのため「自分のやり方でやりたいんだ」という意思が
遺伝子レベルで備わっています。

だから、親や大人のいいように動かされているという状況は、
子どもにとっては不快を感じてしまう状況になります。

 

「褒める」の本当の意義

ここから褒めることの本当の意味や意義についてお話しさせていただきます。

大事なのは結果ではなくプロセス

ちなみに、コンプリメントトレーニングの本を読むと、
「褒めることで不登校解決する」
と安易に書かれているような印象を受けます。

そうなると、困ってくるのは
「不登校が解決したかどうか」という
結果に拘ってしまうということ。

こうなってしまうと
不登校の子どもたちのサポートはなかなかできなくなってきます。

なぜかというと、不登校の解決は

「学校に行った」
「お手伝いするようになった」
「会話が増えた」

という表面的なものではなくて、

「少ししっかりしてきた」
「なんだか前より雰囲気が変わった」
「気持ちを言えるようになった」

といった内面的な変化によって導かれるものだからです。

なので、
「学校に行ったか・行かなかったか」と表面的なゴールだけで
コンプリメントトレーニングの効果を判断してしまうと、
核心的なところが見えなくなってしまい、
逆効果になってしまうことも少なくありません。

大切なのは結果ではなく、
どういう風に内面が変わっていったかというプロセスです。

コンプリメントトレーニングの場合、良くなったかどうかではなく、

そこで何が起こったのか、
お母さんや子どもはどう感じたのか・・・

といったプロセスをじっくりと味わうということが大切です。

その中で、
「ああ、この子ってこんなところがあるんだ」と
心から気づく瞬間が見えてくると、
お母さんも心から子どもを信頼することができるようになり、
不登校を一緒に乗り越えていくための土台ができてきます。

この土台作りをしっかりすることが、実は
コンプリメントトレーニングのエッセンスではないか
と思うのです。

「褒める」はプロセスから生まれる

ちなみに子どもを「褒める」ときに、
すぐに褒めるところを探そうとする方がおられますが、
そうすると失敗する可能性が高いです。

実は「褒める」ということは、
プロセスの中で生まれるからです。

例えば、子どもの話を聴いていて、
「あ、この子こんなこと考えていたんだ」と
フッと見えてくることがあります。

お母さんとしては子どものことがわかって嬉しいような、
しっかりと自分の言葉で言えてたくましさを感じるような
いろんな感情が渦巻いてきます。

そうなると、自然と
「すごいね、そんなこと考えていたんだ」
と言葉にできます。

褒めるというのは、
子どもを理解しようとし続けてきた中で
生まれてくるものです。

理解する姿勢なくして褒めようとしても、
それは形だけになってしまいます。

形だけの褒め言葉は子どもには響きません。

子どものことを心から理解した上で「褒める」ことが大切なのです。

不登校解決カウンセリングで心掛けていること

私の不登校解決カウンセリングでも
コンプリメントトレーニングのノウハウはしっかりと使います。

ただ、それは
子どものことを心から理解するというプロセス
を経てからになります。

不登校の本当の原因をベースにして、
親が子どものことを理解し続けていく。

その中でふと「あ、そういうことか」と
お母さんの中で見てくることがあります。

それを積み重ねていくことで、子ども理解を深めていく。

それを土台として、
子どもの良いところを見つけていくことで、
最高のコンプリメント(褒める)が生まれるのです。

その過程を大事にしながら、
お母さんが子どもを理解する過程を支えています。

最後に

コンプリメントトレーニングをまとめて言えば、

「褒める」という行為を通して
親の子ども理解や関わり方を作り上げていく治療法

だと言えます。

つまり、「親が変わる」ことを主眼とした治療法で、
不登校解決はそのおまけのようなものです。

この視点は私も間違っているとは思いません。

ただ、褒める練習は結構お母さん方にとって負担が大きいので、
続ける中でお母さんが「心の栄養不足」
なってしまうこともあります。

大事なのは無理せず続けること。

時間がかかっても子どもの良いところを見つけて作り出し、
不登校ならではの親子関係を作っていくこと。

それが不登校解決の大事なポイントではないかと思います。

 

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田中勝悟

田中勝悟

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不登校専門心理カウンセラー
カウンセリングルームはぴっと室長
臨床心理士 公認心理師 選択理論心理士
「3つのステップ」によって親子が成長していくことで、不登校をプラスに乗り越えることをサポートする専門家。生まれつき性格という観点から、親が子どもの理解が深まることを主眼においてカウンセリングを実施している。

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