不登校の3つの原因②:思春期になって自分らしさが出てくること

不登校について
この記事は約3分で読めます。

今回は不登校の3つの原因の一つである、「自分らしさ」についてお話をさせて頂きます。

不登校で一番多い時期は中学生

不登校は令和元年度の文科省の調査では18万人に上っています。
最初に統計調査をしたのが平成3年で、その頃は6万人くらいでした。

10万人以上増えたということです。

さて、その調査では学年後の不登校の数についても算出しています。

ちょっと下のグラフを見てください。

平成30年度のものですが、今までの不登校の実態としてほとんど大差ないものです。

小6から中学生にかけて一気に増えているのがわかります。

学校の先生にも聞くと、中1~中2が多いという印象を持たれていますが、文科省のデータでも同じような結果が出ているのです。

思春期に起こる心理的な変化

中学生で不登校が増える理由として、中学生になって起こる心理的な変化が関係してると考えられます。

中学生と言えば思春期に差し掛かる時期です。

中学生になって、何が起こるかと言うと、第二次性徴期です。
女の子は女性らしく、男の子は男性らしくなります。

それと同時に心理的な変化も起こってきます。

これを簡単に言えば、「自分らしさが出てくる」と言うことになります。

具体的には「なんとなくイライラする」「なんか違うんだけどなあ」という違和感からスタートしていきます。


一般的にはそこから「ああ、これが自分なんだ」というところにつながっていき、アイデンティティが確立されていきます。

自分らしさと不登校の関係

ところで、なぜ自分らしさが不登校と関係してくるのでしょうか?

それは前回お伝えした、繊細さや独特の感性が影響しています。

不登校のお子さんは繊細さゆえに周りに合わせる力が非常に優れています。
そのため、相手に合わせるパターンを知らず知らずのうちに身に着けていきます。

しかし、思春期に入ってくると、自分らしさが出てきます。
「なんか今まで合わせるだけの自分は違う気がする」という感じが少しずつ出てくるのです。

今までは学校のルールや規則に合わせるのも苦痛じゃなかったのですが、だんだんとそれが苦痛になってきます。

ただ、自分らしさと言うのは無意識のレベルで起こるものです。

本人自身も「なんで学校に行くと苦しくなるのかわからない」と困惑します。

それでも体は正直で、どんどんと自分らしさが膨らんでいき、体の中がパンパンになっていきます。

それが限界まで行ったとき、頭痛や腹痛などの症状として現れます。

また、その間に友達との関係などがきっかけとして急に学校に行けなくなることもあるのです。

大きすぎる個性は学校の中には入りきらない

不登校の子の場合、「自分らしさ」が非常に大きい子がいます。

個性が強すぎるのです。

その個性が人一倍大きくなると、学校と言う枠の中に入りきらない子がいます。

特に中学校という文化は子どもを抑えるところでもあります。

その枠の中で生きづらさやしんどさを抱えてしまうのです。

ちなみにどのような生きづらさかと言うと、どうしても枠からはみ出てしまうため、自分自身を抑え込んでしまうか、もう一つは自分を切り取ってしまうか、そんなしんどさを抱えます。

簡単に言えば、「学校の中にいると自分らしく生きれない。自分がわからなくなる」という感じでしょうか。

ただし、これだけで不登校になるとは限りません。

しんどさを抱えながらも、学校に毎日行く子はたくさんいます。

実を言えば、次に挙げる「生きる力の弱さ」がそろって初めて不登校になる可能性が出てくるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました