いつも読んでいただいてありがとうございます。不登校解決カウンセラーの田中勝悟です。
質問者うちは子どもとの関係は悪くないと思うんですが、それでも不登校解決に親子関係が関係あるんですか?
田中そう思われる方は多いです。
でも実は、お子さんが不登校になった時点で、親子関係はすでに変化しています。
そして、それが不登校が良くならない大きな原因にもなっています。
今回はその理由と、そこからどう土台を作っていくかをお話しします。
結論からお伝えすると、不登校解決に欠かせないのは、特別な方法論ではなく「親子関係が良くなること」です。
私は公認心理師・臨床心理士として、不登校支援に20年携わってきました。
延べ300世帯以上のご家族と関わってきた中で、親子関係が良くなっていくことが、実は不登校解決には一番必要なんだと確信しています。
逆にこれがないと、いろんな不登校支援のノウハウが意味をなさないばかりか、確実に悪化してしまうので注意が必要です。
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なぜ「親子関係」が不登校解決の鍵なのか
子どもが不登校になると、
- 昼夜逆転してずっとゲームをしている
- 日中にリストカットをしている
- 家庭内暴力やちょっとしたことで落ち込む・・・など
メンタルが非常に不安定な状態が続くことがあります。
そんな姿を見ていると、親の方も子どもが元気に社会で頑張っている姿が、全く見えなくなってしまいます。
こうした状態から抜け出すために必要なのが、親子関係の良くなっていくことなのです。
そんなことを言うと、憤慨して「私は子どもとの関係は悪くないし、会話もできている!」と言うお父さん、お母さんもおられると思います。
でも、果たしてそう言い切れるでしょうか?
私のカウンセリングでは、「簡単な雑談であればできるし、笑顔もあるので、関係はいいと思います。でも、進路や将来のこと、また深い話まではなかなかできなくて不安なんです」と仰るお父さん、お母さんは意外と多いのです。
実は不登校になった時点で、親子関係は確実に変化しています。
そして、あまり知られていないのですが、その変化を放置していくと、不登校は悪化していきます。
まずは、なぜ変化してしまうのかについてお話をさせていただきますね。
子どもが不登校になった時点で、親子関係は変わっている
不登校のお子さんは、他の子ができている登校ができなくなった時点で、「お父さんやお母さんは私のことをダメな奴だと思っているに違いない」と感じています。
親がため息をつくだけで、「私が学校に行けていないのが苦しいんだろうな」としっかりと受け取っています。
不登校になる時期は思春期と重なるため、子どもは親の感情を敏感にくみ取ってしまって、自然と距離を取るようになります。
表面的には笑顔でも、内心では「親は私の苦しさをわかってくれない」と感じています。
一方、親の側も「不登校の原因」がわからないため、子どもをどう理解していいかわからず、腫れ物に触るような関わり方になりがちです。
本や動画で紹介されている方法(話を聴く、嫌なことを言わない、何でも褒める、子どもの前で泣かない、など)を試しても、不登校が改善している感じがしないと仰っていた方も少なくありません。
そのうちに親の方が疲弊していき、その姿を見た子どもは「お父さん、お母さんは私のせいで苦しんでいる」と感じて、さらに心を閉ざしてしまいます。
この状態が続くと、子どものメンタルは悪化し、家から出られなくなったり、将来のことを考えるエネルギーも失われていきます。
解決の出発点は「理解すること」
では、どこから始めればいいのか。
それは、まずお子さんの気持ちを理解することです。
そのためには、不登校についての正しい知識と、子どもの性格を知ることが必要です。
私のカウンセリングでは、最初に「なぜ学校に行けなくなったのか」を丁寧に見ていくことから始めます
そして、キャラ診断というツールを使って、お子さんの生まれつきの性格をつかんでいきます。
キャラ診断についてはこちらの記事を参照してください
不登校の原因をしっかりと見極めることで、お子さんが今どう苦しんでいるのかが見えてきます。
また、生まれつき性格がわかると、お子さんがどんな子で、どんなことが嫌なのか、どういう風に関わればいいのかが見えてきます。
以下は私のカウンセリングを受けた方の感想です。
ちょうど一年前程、娘が完全に不登校になり、色んな情報や支援を探していた所、田中先生のカウンセリングを受けました。
キャラ診断を通して、娘と私の生まれつき性格、どのように理解していけば良いのか、そしてどのように接していけば良いのかなど、アドバイス頂きました。
理解するまでに時間はかかりますし、まだまだ道半ばですが、娘も再登校するまでに復活し、彼女なりに色んな所にぶつかりながらも前に進むことが出来てます。
1人で抱え込む事が一番しんどかったので、方向性を示してくれたおかげで、家族ともに明るく不登校を乗り越えつつあります。
この事を通して、今更ながら自分自身の自己理解を深め、娘と共に成長して行きたいと思ってます。
まだまだ、お世話になりますが宜しくお願い致します。
子どものことが理解できるというのは、ちょっとした変化かもしれません。
でも、その変化によって、子どもとの関わりが変わってくるにつれて、自ずとお父さん、お母さんの関わり方、心構えが変わってきます。
その結果、子どもも安定していき、少しずつ自分で考えて前を向くようになっていく。
そうした瞬間に何度も出会ってきました。
不登校解決には「親子の絆」という土台を作ることが必要
親が子どものことを理解していくことで、
親の関わり方が変化していき、
親子の絆がしっかりとできてくること
私はこれを「不登校解決の土台」と呼んでいます。
これができないと、どんなノウハウを試してみても、効果はありません。
実際に手探りでいろんな支援を学べば学ぶほど、不登校解決は遠のいていきます。
私のカウンセリングでは、この土台作りをキャラ診断を通して行っているに過ぎません。
でも、子どもの性格がわかり、関わり方が変わってくることで、その親子に合った乗り越え方が見えてくるようになってきます。
そのため、この土台作りをしっかりと意識して、時間をかけて作っていく。
巷にはデジタル制限やルールを作れば不登校にはすぐに行けるようになるとか、「○○すればいい」とか、魔法のような方法がたくさん並んでいますが、そんな簡単には不登校は解決はしないのが現実です。
それよりも、まずは子どもの気持ちを理解していき、そしてその親子に合ったやり方を見つけていくということ。
その結果、子どものエネルギーが充電されていき、そして前を見て考えて動いていくようになり、それが学校復帰につながっていく。
(もちろん、学校復帰につながらない子もいますが、この土台がしっかりできていれば、中3の時点で自分なりに進路を考えるようになり、納得して前に進むようになります)
こうしたケースをたくさん見てきたからこそ、私は土台作りが本当に大事なんだと確信しています。
まとめ
不登校解決というとどうしても「学校に戻るためには何をすればいいか」という方法論に目が向きがちです。
その前にこの「親子の絆」という土台があるかどうかで、結果は大きく変わってきます。
例えるなら、車が壊れた時に、何が壊れているのか、どうしたら動くのかをしっかりと把握してから動くようなものです。
それが「子どもを理解すること」であり、親子の絆を深めるということです。
そうなると、「どこを直せばいいのか」「どのようにしていけばいいか」が自然と見えるようになってきます。
多くの不登校支援では、子どもがわからず、親子関係も回復していないうちから動こうとしてしまうために、かえって解決まで長引いてしまっていることが非常に多いのです。
それぐらい「親子の絆を深める」という土台作りは大事なのです。
いくら時間をかけても、かけ過ぎるということはありません。
「もう無理」「なんとかしないと」と言う気持ちはわかりますが、まずはいったん深呼吸をして、落ち着いてから、子どもを理解することを大事にしてください。
その積み重ねがお子さんの人生を大きく変えていくことになります。
今回のお話が、皆さんのお役に立てれば何よりです。
また、不登校の解決法を詳しく知りたい方は下記の案内をご覧くださいね。
それでは失礼いたします。



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