いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校解決カウンセラーの田中勝悟です。
質問者子どものために、たくさん勉強しています。
褒め方も、声のかけ方も、いろいろ見直しています。
でも、全然良くならないんです。
田中実は不登校支援では、親が頑張れば頑張るほど、うまくいかなくなることが起こります。
今回はその理由と、代わりに何を大切にすればいいのかをお話しします。
結論からお伝えすると、不登校支援のコツは「親が頑張りすぎない」ことです。
私は公認心理師・臨床心理士として、これまで不登校のご相談を8,000件以上お受けしてきましたが、頑張れば頑張るほど子どもの状態が良くなった、という話は、実はあまり聞きません。
それどころか、「こんなに頑張っているのに、もうどうしたらいいの」と行き詰まってしまったという声を、カウンセリングでよく聞きます。
動画でもお話ししています
頑張れば頑張るほど、悪化することがある
子どもが不登校になると、お父さんお母さんは本当によく頑張ります。
不登校について勉強したり、子どもの話を一生懸命聞いたり。
中には、食事の内容まで見直して、料理を頑張っているという方もいます。
でも、実際に頑張れば頑張るほど子どものメンタルが良くなった、という話は、正直あまり聞きません。
かえってメンタルが悪化し、「こんなに頑張っているのに」と行き詰まってしまう。
そんなケースの方が、実は多いのです。
親が頑張るほど、子どもは苦しくなってしまう
不登校の解決の土台は、子ども自身が「こう生きていきたい」に向き合いながら、自分らしい生き方を見つけていくことです。
そのために必要なのは、家の中で安心して過ごせる空気、「わかってもらえた」という感覚です。
でも親が頑張るほど、子どもはその期待を感じ取ってしまい、「自分も頑張らなきゃ」「自分のこの生き方はダメなんだ」と感じるようになります。
そうした中で、自分に合わない形で無理をして、学校に行き出してしまう子もいます。
親に合わせようとして、自分らしさをどんどんとすり減らしてしまう。
その無理は、どんどん「歪み」に変わっていきます。
そうなると、自分がどうしたいのか、どう変わりたいのか、本人にもわからなくなってしまいます。
その結果、子どものメンタルはどんどん悪化していきます。
親が頑張れば頑張るほど、その期待に応えなければという気持ちと、それができない「自分らしさ」との間で葛藤し、エネルギー切れを起こしてしまうのです。
※併せて読んでほしい。不登校の対処法
必要なのは、まず「理解する」こと
まず親に必要なのは、今のお子さんの状態が「これでいいんだ」と思えることです。
ここまでお子さんの不登校で、かなり頑張ってこられたと思います。
でも、本当は気持ち半分の頑張りでいいんです。
何よりも大事なのは、お子さんが今どう感じているのか、今の状況をどう捉えているのかを、親の方が理解していくこと。
この理解の部分が、一番大事なポイントになります。
理解ができないまま「こうしよう」と子どもの気持ちを無視して動かそうとすると、かえって子どもを苦しめてしまうことがあります。
「この子はこんなに苦しいんだな」ということを、まずは理解していく。
そうすると、お子さんへの対応も自然と見えてきます。
そして子どもの方も、「自分の気持ちをわかってくれている」と感じるようになります。
この感覚をお子さんが持てることが、不登校の子育てでは何よりも大事なことです。
まずは子ども、親はその後でOKなんです
私のカウンセリングを受けた方が、子ども理解ができるようになっていくと、「子どもの方から自分の気持ちを話してくれるようになった」と話してくれます。
まだ具体的に固まった話ではないかもしれません。
「こう思っている」「こんな気持ちなんだ」、それくらいのことかもしれません。
でも、まずはそれで大丈夫なんです。
子どもが自分の気持ちを話し出すにつれ、自ずと自分から動き出すようになっていきます。
自分でアルバイトを探し始めたり、将来のことを調べ始めたり。
この段階に来ると、親はお子さんの話を聞いている以外、実は何もしていません。
それでも子どもは、自分で考えて動き出すようになっていきます。
私のカウンセリングを受けたお母さんから、よくこんな言葉を聞きます。
「不登校になってわかったんですが、子育てってこんなに楽だったんですね。
今まで気負いすぎていたのですが、それが子どもにも悪影響だったんだと改めて気づかされました」
この段階まで来ると、「この子は大丈夫だ」「親子で乗り越えていける」と感じることも多いです。
まとめ
今回の記事が、皆さんのお役に立てれば幸いです。



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