いつも読んでいただいてありがとうございます。不登校解決カウンセラーの田中勝悟です。
質問者連休が明けたら、また学校がしんどくなりそうです。
行かせた方がいいのか、休ませた方がいいのか、正直わかりません。
田中そのお悩み、この時期は本当によくいただきます。
今回は、連休明けに不登校を悪化させないための考え方を、実際のカウンセリングの様子も交えてお話しします。
結論からお伝えすると、連休明けに大事なのは「行かせるか休ませるか」を親が決めることではなく、子ども自身が納得できるところまで頑張らせてあげることです。
私は公認心理師・臨床心理士として、これまで不登校のご相談を8,000件以上お受けしてきましたが、この順番を間違えると、かえって子どもの回復が遠のいてしまうケースを数多く見てきました。
連休明け、しんどそうな子が増える理由
たいていの子は、学校に行きづらさを感じていても、何とか行こうと頑張ります。
学校に行けなくなると「人生が終わってしまう」と、心のどこかで信じているからです。
でも、家に帰ってくると、「疲れた」と言って無言でゲームをしたり、食欲がなかったりと、かなりしんどそうにしている。
実際に、こんなご相談をいただいたことがあります。
夏休みは調子が良かったのに、2学期に入ってからすごくしんどそうに学校へ行っています。
家に帰ってくると「疲れた」「しんどい」とずっと言っていて、心配です。
頭が痛い、お腹が痛い、朝起きれない。
こうした目に見えるしんどさがわかる様子であれば、親としても「無理はさせられない」と納得しやすいものです。
でも本当に難しいのは、それでもなお「学校に行く」と子どもが言い張る場合です。
「行かせる」「休ませる」、親はどちらも選べない
しんどそうな様子を見ていると、親としては「休ませた方がいいのでは」と感じます。
それでも子どもが「行く」と言うので、心を痛めながら送り出す。
そして帰ってくるなり「もう嫌だ」「しんどい」と言うので、どう対応すればいいのか本当に悩みます。
そんな親御さんは、決して少なくありません。
「行かせる」のか
「行かせない」のか、
それとも「休んでいいよ」と伝えるのか。
連休明けは特に、この判断に迷う時期です。
まずは「限界まで頑張らせる」ことを勧める理由
私は、心苦しくはあるのですが、「子どもが納得するまで、まずは頑張らせてみる」ことをお勧めしています。
理由はシンプルで、子どもは「自分のことは自分で決めたい」という欲求を持っているからです。
子ども自身が納得しないまま親が先回りして休ませてしまうと、心に未練やわだかまりが残り、かえって前に進めなくなってしまいます。
だからこそ、子どもが「もう限界だ」と思うところまでは、いったん頑張らせてみる。
その結果として、「もう無理だ」と言葉で伝えてくることもあれば、頭痛や腹痛、吐き気といった、心身症のような体の反応として現れることもあります。
限界に達した子どもに、親がかけるべき一言とは?
子どもが限界に達したとき、親が「頑張ったね」と伝えられるかどうかが、その後の回復を大きく左右します。
そのひと言があるだけで、子どもは「わかってもらえた」「認めてもらえた」と感じることができます。
ただ、これがなかなかできません。
多くの場合、「なんで?」「もうちょっと頑張ろうよ」と励ましてしまったり、「学校に行かなかったらどうするの?」と問い詰めてしまったりします。
その結果、ここまで精一杯頑張ってきた子どもの気持ちを、さらに傷つけてしまうことになります。そうなると、回復までの時間は、かえって長引いてしまいます。
大切なのは、その子の頑張りをそのまま認めてあげること。
それだけで、子どもは「親に認めてもらえた」「自分は頑張れた」という気持ちを持つことができます。
そのあとは、できるだけゆっくりと休ませて、心と体を整える時間にあててあげてください。
連休明けを悪化させない3つのステップ
ここまでの内容を、3つのステップとしてまとめます。
この3つのステップを意識できると、連休明けの不登校の悪化を防ぎやすくなります。
ちなみにですが、頭痛や腹痛、吐き気といった症状が続く場合は、心身症として医学的にも知られている状態ですので、様子を見ながら医療機関にも相談していただくことも必要になってくるでしょう。
まとめ
こうした関わり方は、頭ではわかっていても、いざ我が子を目の前にすると、なかなか実行するのが難しいものです。
普段の距離が近い分、お子さんが今どんな状態にあるのかをつかむのも簡単ではありません。
この記事を読んで「うちの子はどうなんだろう」と迷われた方は、一度不登校に詳しい専門家に相談してみると、お子さんの今の状態が見えやすくなります。



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