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不登校のご相談を受けていると、
ときどきリストカットなどの自傷行為について
ご相談をいただくことがあります。

親にとってはとてもショックな出来事ですし、

「どうしてこんなことをするのか」
「どうすればやめさせられるのか」

と強い不安を感じる方も少なくありません。

ただ、このテーマについて考えるときには
大切な順番があると私は感じています。

それは

まず 理解すること
そして 関わり方を考えること

という順番です。

先に行動を止めようとすると、
かえって子どもを追い詰めてしまうことがあります。

まずは「なぜこの行動が起きているのか」を
丁寧に見ていくことが大切です。

動画でもお話しています(不登校ラジオ)

 

自傷行為は「死にたい」からとは限らない

リストカットというと、
「死にたいからしているのではないか」と
心配される親御さんは多いと思います。

もちろん、そのようなケースもあります。

ただ私がこれまでお会いしてきた子どもたちの中には、
必ずしもそうではないケースも少なくありません。

むしろ、

体の中に溜まった感情を
外に出すための行為

として起きていることがあります。

例えば、

怒り・悔しさ・孤独
誰にも分かってもらえない感覚

そうした感情が体の中に溜まり続け、
もう抱えきれないほどいっぱいになってしまう。

けれど子どもには、
それを言葉で表現する力がまだ十分ではありません。

その結果として、
苦しさを外に出す方法として
自傷行為が選ばれてしまうことがあります。

精神科医の神田橋條治先生は、
自傷行為を「自己治療」という言葉で説明しています。

体の中に溜まった苦しさを、
なんとか外に出してバランスを取ろうとする行為。

実際に、

「そうすると少し楽になる」

と話す子どももいます。

不登校の子どもに感情が溜まりやすい理由

では、なぜそこまで感情が溜まってしまうのでしょうか。

不登校の子どもたちの多くは、
学校という環境の中で強い違和感や生きづらさを感じています。

例えば

人間関係の裏表
理不尽に感じるルール
周りに合わせ続ける空気
「もっと頑張れ」と言われ続けるプレッシャー

本当はしんどくても、
子どもは限界まで頑張ろうとします。

「学校に合わせよう」
「普通になろう」

そうして無理を重ねた結果、
不登校という形で限界が現れることも少なくありません。

その頃には、体の中には
怒りや絶望がかなり溜まっています。

そうした苦しさを処理する方法として、
自傷行為が現れることがあります。

「やめて」と言うほど苦しくなることもある

リストカットを見つけたとき、
親としては

「そんなことしないで」
「お願いだからやめて」

と言いたくなるのは自然なことです。

ただ、子どもの側からすると

「自分が必死に生き延びている方法を否定された」

と感じてしまうこともあります。

そうなると、
さらに苦しさが強くなってしまうこともあります。

だからこそ私は、

止めることより
まず理解すること

を大切にしています。

親ができる関わり方

リストカットが起きたとき、
私が親御さんにお伝えしているのは

行動そのものよりも
その奥にある気持ちを見ること

です。

不登校の子どもたちはよく

「この苦しさは誰にも分かってもらえない」

と感じています。

周りの子は学校に行っているのに、
自分は行けない。

みんな普通に過ごしているのに、
自分だけがしんどい。

そう感じる中で、
自分の気持ちを言葉にすることが難しくなっていきます。

そして言葉にできない苦しさが溜まり続けると、
リストカットやゲーム、動画など
別の形で発散するようになることがあります。

心を整理するために必要なこと

人の心が整理されていくときに大切なのは、
自分の気持ちを言葉にすることです。

自分が何を感じていたのか。
何がつらかったのか。

それを言葉にできるようになると、
少しずつ心は整っていきます。

ただ、そのためには

「分かってもらえる」

という安心感が必要です。

助言やアドバイスよりも、

「そんなに苦しかったんだね」
「よく頑張ってきたね」

と受け止めてもらえること。

その積み重ねの中で、
子どもは少しずつ本音を話せるようになっていきます。

自傷行為を減らしていくために

リストカットをやめさせる一番の方法は、
リストカットを止めることではありません。

子どもが

自分の気持ちを言葉にできるようになり、
リストカットに頼らなくても
苦しさを扱えるようになること。

そこに向かっていくことが
大切だと私は考えています。

リストカットという行動の奥には、
言葉にできないほどの苦しさがあります。

だからこそ、
その苦しさを理解しようとする姿勢が
子どもを支える大きな力になっていくのではないかと思います。

不登校の子どもを理解するヒントを知りたい方へ

不登校の子どもと向き合う中で、

「どう関わればいいのか分からない」
「子どもの気持ちを理解したい」

そう感じることは少なくありません。

私は普段のカウンセリングや相談の中で見えてきた
不登校の子どもの心理や親子関係の整え方について、
セミナーやメール講座でもお伝えしています。

もし関心のある方は、以下からご覧ください。

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田中勝悟

田中勝悟

写真をクリックするとプロフィールへジャンプ

不登校専門心理カウンセラー
カウンセリングルームはぴっと室長
臨床心理士 公認心理師 選択理論心理士
「3つのステップ」によって親子が成長していくことで、不登校をプラスに乗り越えることをサポートする専門家。生まれつき性格という観点から、親が子どもの理解が深まることを主眼においてカウンセリングを実施している。

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