⑤創造性

選択理論心理学基本講座5回目は創造性についてお話をしたいと思います。

この創造性という用語は、私たちが幸せに生きるうえでとても大切な部分です。

カウンセリングの現場でも、この創造性というのをいかに効果的に使えるかが肝とされています。

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行動は整理・未整理・生成

選択理論心理学では、人間の行動を以下の3つに分類しています。
詳しくは基礎プラクティカムというトレーニング・プログラムの中で、詳しく教えられる部分です。

1)整理された行動
2)未整理な行動
3)生成

順番に話をしていくと、「整理された行動」というのは、普段無意識的にしてしまう行動です。

例えば、子どもとの関わりからみていくと、常に怒っているお母さんを想像してみください。

子どもが何かいたずらをするたびに「だめでしょ。なんでそんなことをするの。何回言わせるの?」と大声で怒り出します。

子どもはびくっとなり、いたずらをやめてしまいます。

そうなると、お母さんは「怒ることが効果的だ」と怒り行動を上質世界の中に取り入れてしまいます。

「子供のために怒ることはとても良いことだ」と、上質世界に入ってしまのです。

上質世界に入った行動は整理され、子どもが悪いことをするたびに、すぐに怒るようになります。

これが「整理された行動」であり、私たちは無意識のうちに整理された行動を選択してしまい、実際に移してしまうのです。

また、整理された行動の多くは無自覚であることも多く、知らず知らずの内に使ってしまうことが多いという特徴があります。

ちなみに、未整理な行動とは、意識して選んでいる行動です。

例えば、子どもをすぐに怒ってしまうお母さんが、ある日育児書で「子育ては怒らない方がいい」という文章を読み、怒らないように関わろうとします。

具体的に伝えたり、見通しを持たせたりと、本に書いてあることを意識して子どもと関わろうとします。

このやり方で子どもが素直に言うことを聴くこともあり、「このやり方はすごくいいんだ」と思えるようになってくれば、こうした行動が整理された行動に入ってくる可能性は十分あります。

私たちは新しい行動を常に創造することができる

そして、生成とはなにがしかの新しい行動を生み出そうとする過程です。

例えば、行き詰った時や「もっとこういう風にしたい」と思ったときに、パッとひらめいたり、今までしたことがないような行動を選択することを指します。

上記のお母さんの例でいえば、ずっと怒ってばかりの状態が続いていて、子どもがだんだんと言うことを聞いてくれなくなってきたとします。

お母さん自身も子育てに自信が持てなくなり、常にイライラしていて、「このままでいいんだろうか」と自分の子育ての仕方に疑問を持ち出します。

そうした時に、怒らなくてもいい子育ての方法論に出会います。

そこに書いてあるやり方がとても実用的だったため、それを一生懸命勉強し、実践に移します。

このお母さんが今までにやったことがないことばかりです。

このように調べたり、調べた子育てのやり方を新しく実践することが生成と呼ばれる部分です。

この生成された行動が、うまくいけば、だんだんと未整理な行動、整理された行動へと移っていき、上質世界にも入ってきます。

このように私たちは新しい行動を常に生み出すことができるのです。

創造性の闇の部分

人間の行動は全体的です。

行為と思考だけではなく、感情と生理反応も人間の行動です。

グラッサー博士の高弟であるウォボルディング博士によれば、感情と生理反応は基本的欲求が満たされていないことを教えてくれるセンサーの役割があると説いてい

上記のことは↑の本に書かれています。
選択理論心理学を学ぶ上ではかなり勉強になる名著です。
ロールプレイのコツについても書かれてあります。

私もこれでロールプレイの基本を学ばせていただきました。

さて、この感情と生理反応ですが、あまりにも基本的欲求が満たされない状況が続くと、それを知らせるために、頭痛や腹痛、または体の病気を誘発する可能性があるとグラッサー博士グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために​という書籍の中で話しています。

心身症という病気は、創造性の闇の部分だと話しています。

私たちは上質世界にあるものを得るために、もしくは得られていないことに気づかせるために、感情や生理反応を使い、病気になるという選択をすることがあります。

そのため、カウンセリングを受けることで、欲求充足を得るための方法を身に着け、実践していくことで、病気が快復する事例もあることを選択理論心理学では説いています。

常に欲求を満たせる何かを探し出すこと。
そのためにできる方法を実践していくこと。

このことがとても大切なのです。

創造的に人生を生きる

いくらつらい状況にあっても、人は創造的に生きることができます。

今までのやり方を客観的に見つめなおすことで、今までとは違ったやり方を選択する権利が私たちにはあります。

今までのやり方がだめなら、新しい方法を見つけて試していけばいいのです。

その力が私たち人には備わっています。

難しいようなら、選択理論心理学に精通したカウンセラーのもとを訪ねてみてもいいでしょう。

カウンセリングを受けることで、いろんな発見が見つかって、創造的に生きるコツが見つかってきます。

選択理論心理学会 神戸支部では、そうした創造的に生きるための方法についてもレクチャーしています。

興味ある方はどうぞご参加ください。

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