①選択理論心理学とは?

不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。

私はカウンセリングを行う際は、来談者中心療法とリアリティセラピーを組み合わせたものを使っています。

これ以外のやり方ももちろん使うことはありますが、メインはこの2つです。

ちなみにリアリティセラピー独学だけで学んだのだのではなく、しっかりとした師匠の下で5年以上学んできています。

そして、リアリティセラピー集中講座に参加し、基礎からみっちりと教えていただきました。

ちなみに、リアリティセラピーのベースとなる理論として選択理論心理学があります。

この項目では選択理論心理学についてお話をしたいと思います。

選択理論心理学とは?

選択理論心理学とは、アメリカの精神科医であるウィリアム・グラッサー博士が提唱した脳生理学に基づく心理学です。

ウィリアム・グラッサー博士

脳のメカニズムはいたってシンプルです。

「快を得るために、不快を避けるために行動を選択する」

この目的を達成するために、行動を選択します。

この脳のメカニズムを知れば、人間の行動パターンや心理状態を客観的に理解することが可能となります。

「幸せ」になるには何が必要?

選択理論心理学では幸せ=より良い人間関係であると幸せの定義をしています。

人間関係がうまくいかなくなってくると、どんな素晴らしい提案や意見も誰も聞いてくれません。

逆に人間関係が良好であれば、あなたの意見はどんどん聞いてくれるようになります。

私が不登校・引きこもりの支援で人間関係を築くことが大切だというのは、この選択理論心理学の考え方がベースになっています。

親子関係が良好であればあるほど、子どもは親の言うことに耳を傾けてくれるようになります。

そうなると、子どもの成長を手助けをすることが可能になってきます。

逆に親子関係が悪化すれば、どんな素晴らしいノウハウや手段も効果はありません。

人間関係が良くなればなるほど、不登校の支援はやりやすくなります。

そうでなくても、お子さんとの関係が良くなるために、お母さんの心理的なストレスは大きく改善されます。

逆に不登校支援がうまくいったとしても、お子さんとの関係が悪ければ、かえっていろんな問題を抱えてしまい、ストレスはかなり高くなります。

そのため、カウンセリングルームはぴっとでも、お子さんやご家族の関係を大切にしたプランを提案しています。

選択理論心理学が応用できる場とは?

選択理論が応用できる場は多岐にわたります。
大きく分けて親子関係、夫婦関係、職場、学校で大きな成果が報告されています。

1)親子関係

親子関係が悪化していても、選択理論心理学を応用することで、改善することは可能です。

もちろん、最初の内はイライラすることも多く、うまくいかないことも多いでしょう。

しかし、長く実践をし続けていくうちに、親子関係が前よりも良好になっていっていると実感できるようになってきます。

そのポイントは、子どもとの関係構築にできることを考えていくということです。

それを続けていくことで、確実に不登校・引きこもりは改善されるようになります。

2)夫婦関係

ある選択理論心理学のシニアインストラクターは「夫婦関係は選択理論の一番の修行の場」とお話してくれました。

グラッサーの書籍では夫婦関係のカウンセリングの事例もよく出ています。

夫婦のカウンセリングのコツは、お互いの性格をよく知ることです。

そこで相手の性格に合わせた関わり方を学ぶことです。

私も離婚寸前までいった夫婦が、選択理論心理学をベースとしたカウンセリングを行った結果、半年間で改善したケースがあります。

夫婦関係が良くなると、それが子どもにも良い影響を与えるので、結果として不登校改善に大きく役立ちます。

3)職場の人間関係

選択理論心理学的には「リードマネジメント」と呼ばれている部分です。

現在、選択理路心理学は会社経営やマネージメントに関する研究も多く報告されています。

ちなみに、会社員が転職する理由の上位に「職場の人間関係」があります。

職場の人間関係が良ければ、ある程度、仕事が大変でも頑張ろうと思えるものです。

そうした職場環境作りのノウハウも選択理論では提示しています。

また、選択理論心理学の関わり方は営業でも生かせます。

相手の願望をしっかりと聞き、そのための提案をしっかりとしていくこと。

また、お客さんとよりよい人間関係をしっかりと作り上げること。

これらを実践することで、「売り上げが上がった」というデータが報告されています。

4)学校教育

選択理論心理学は学校教育でも十分に生かせます。

選択理論心理学を導入した学校では不登校が減り、いじめもなくなり、子どもたちも一生懸命勉強するようになったという事例があります。

ある先生は自身の学級経営に選択理論心理学を取り入れたら、モンスターペアレントだったお母さんと関係が良好になり、学級崩壊状態だったクラスが落ち着いたと話してくれました。

これらの例は、選択理論心理学が脳の働きをベースとした心理学だから大きな成果が出たのだと思います。

つまり、選択理論を学んで正しく実践すれば、誰でも同じような成果が得られるということを上記の事例では示しています。

選択理論心理学の概要について

以上が、選択理論心理学の簡単な概要です。

選択理論心理学は大きく4つの理論から構成されます。

1)基本的欲求

2)上質世界

3)全行動

4)創造性

そして、人間関係の関わり方について2つの心理学を提唱しています。

6)内的コントロール心理学

5)外的コントロール心理学

最後に、責任の概念についてもお話をしています。
7)責任の概念

これらが選択理論心理学の大まかな理論構成です。

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