いじめから不登校になった子どもの対応について

※ この記事はブログやメルマガから「ぜひ、多くの人に知ってもらいたい」と思ったものを加筆修正したものを掲載しています。

最近はいじめや体罰から不登校になるケースが増えてきました。

確かに度を過ぎたいじめや体罰は不登校の原因として大いにあり得ます。

私は「いじめや体罰は不登校の原因ではない」と言っていますが、度を過ぎたものであれば、その限りではないと思います。

例えば、社会人で過度のパワハラを受けてしまい、うつ病になってしまって、休職→退職に至ってしまう人もいます。また、そうした人はそのまま重度の精神疾患となり、社会復帰がかなり難しくなってしまうことも珍しくありません。

大人ですらそうなのですから、度を過ぎたいじめや体罰によって不登校になる心境というのはよくわかります。

そうした子ども達に、「みんな頑張っているんだから無理してでも行かないといけないよ」なんてことは口が裂けても言えません。

ただ、問題は学校に行けない、どこへも行けない状態が長期間続くと、さらに社会に出ることができず、子ども自身の人生がぐちゃぐちゃになってしまうということ。

それだけは何としても防ぐのが大人の役目です。

そのためには、今の子どもの苦しみとともに、子どもの現状を理解することが必要です。

いじめられている本人、体罰を受けている本人は、正確の状況を把握することは至難の業です。

私自身も経験があるのですが、いじめられたり、体罰を受けたりすると、実際にはいじめた相手が悪いのですが、どんどん「自分が悪いんだ」と思うようになり、自己肯定感が持てなくなります。

もちろん、いじめられた本人にも何らかの非がある場合もありますが、いじめや体罰をするということ自体が許されることではありません。

そのため、まずはどのようないじめを受けたのかを明らかにすること、その上で子どもの悪くない部分を肯定していくということが大切になります。

私たちは肯定されることで、「大丈夫なんだ」という気持ちが出てきます。

後は、子ども自身がどうしたいのか?ということです。

それを引き出していくことが大切です。

しかし、いじめや体罰によって不登校になった場合、「どうしたいのか?」という気持ちが出てくるまでにかなりの時間がかかることの方が多いです。

いじめられて自信を喪失しているのと、その一方で「あいつらを許せない」という気持ち、「またいじめられたらどうしようか」という気持ち、「もう自分はダメな人間だ」という絶望感、そうしたいろんな気持ちが渦巻いていてるために、まずはその整理をしていくという過程が必要なのです。

大切なのは、「あなたは大丈夫。生きてもいいんだよ」と気持ちを肯定すること、そして「どうしたいか」気持ちを引き出していくことが大切です。

その上で、親ができること、子どもができることを考えていく支援が大切なのです。

ちなみに、いじめられた子、体罰を受けた子の支援の方略については多くの方法があります。

・しばらくは別紙登校でいじめられた子から距離を置くこと

・実際に謝罪の場を設けること

・教師が「いじめはさせない」という指導をすること

・学校が嫌ならフリースクールなどで生きる力を伸ばすこと

・学校に行かず、家庭学習で高校進学といった先のことを目指すこと

本当にいろいろな方法があります。

埒が明かない場合は、弁護士を通して学校と話し合うという方法もあります。

しかし、それらはあくまでも子どもの考えを尊重するという前提に立っての話です。

それをせずに、大人の思いだけで動きすぎると、子どもはとの心にズレが起こってしまい、かえって不登校を助長させてしまうことにもつながりかねません。

後は、子どもの気持ちが整理されてきて、元気が出てきたときは、子どもの社会的なスキルを見ていく必要もあります。

スキルが不十分だったために、いじめられたり、体罰の標的になってしまったという可能性もあります。

以上、いじめや体罰から不登校になった場合も対処法でした。

皆様のご参考になればと思います。

 

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