スクールカウンセラーの正しい活用とNGな活用

※ この記事はブログやメルマガから「ぜひ、多くの人に知ってもらいたい」と思ったものを加筆修正したものを掲載しています。

スクールカウンセラーを活用する際は、しっかりと彼らの仕事の領域を理解しておくことが大切です。

基本的にスクールカウンセラーは心理の専門家であり、学校の心理コンサルタントのような立ち位置と思っていただくとよいかと思います。

この記事を読んでいただければ、もしスクールカウンセラーに相談しようとしたときに、上手に活用ができる世になると思います。

なお、私自身が不登校・引きこもりの専門家ということもあり、今回の記事は不登校の相談に限定して書いています。悪しからず。

スクールカウンセラーの仕事、教師の仕事

学校に来させるのはあくまでも教師の仕事

大切なことですが、子どもが学校に行くように働きかけるのは、あくまでも学校の先生の仕事です。

不登校の子どもが教室に入りやすいようクラスづくりを行い、子どもとの人間関係を作り、そして子どもが学校に行くための意欲喚起をしていくのは、あくまで学校の先生の仕事なのです。

スクールカウンセラーは子どもを学校に行かせる専門家ではありません。

(非常に大切なことです)

それは学校の先生の仕事なのです。

もちろん、不登校の子どもがスクールカウンセラーを通して、カウンセリング登校を行い、少しずつ学校との距離間を縮めていくことができる場合があります。

その中で、先生との働きかけのタイミングが合えば、そこから別室登校に行き、学校に行けるようになるケースもあります。

その場合も、スクールカウンセラーは単なるきっかけを与えただけで会って、学校に引っ張ることができたのはあくまで学校の先生の力だと私は考えています。

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スクールカウンセラーは心理の専門家

スクールカウンセラーは不登校については専門的には深くありません。

そもそも学校現場に一芸だけ秀でた専門家がいると、かえって現場が機能しなくなるので、あまりよろしくはありません。

それよりもスクールカウンセラーは心理的な面でのサポートという意味ではかなりの専門家です。

不登校のお子さんの心理状態や力動というものについては、かなりの専門的知識を有しています。

そのため、子どもの今の状態を心理的な面から分析することには長けています。

まずはそのことを理解しておくことが大切です。

不登校の相談をする際のポイント

過度な期待を抱くのはNG

スクールカウンセラーに過度な期待をするのはNGです。

良いスクールカウンセラーに会えたらOKと思いましょう。

もし会ったスクールカウンセラーが「この人は無理だ」と思えるように人であったら、その時は運が悪かったくらいに思っておくのが吉です。

先ほども言ったように、スクールカウンセラーのカウンセリングレベルはピンキリです。

ただ、もう一つ大切な要素として、カウンセリングはスキルや経験ではなく、何よりも「相性」がものを言います。

もし、あなたが偶然出会えたスクールカウンセラーが何でも話せる相性ピッタリの人であれば、とてもラッキーだったと思ってください。

どうやって学校に行かすかに固執しない

不登校の相談で一番多いのが「どうやったら学校に行かせることができるか」ですが、そうした相談はスクールカウンセラーは特に苦手です。

カウンセリングでは「相手を変えること」はできません。

それよりも、お子さんが不登校になったことで、逆にお母さんにとってできることは何か?に焦点を当てていくことが大切です。

スクールカウンセラーと会っていくことを通して、いろいろとお子さんに対しての思っていることや、お母さん自体の考え方が整理されていき、気づかれることも多いと思います。

そうした気づきが、新しい進展を生み出すことも多いものです。

また、スクールカウンセラーは心理分析にスペシャリストなので、心理的な観点からの助言をいただけるのも嬉しいところです。

そうした心理学の専門家としてスクールカウンセラーと会っていくことで、お子さんを理解するため、お母さんの課題を整理してくために活用されると良いです。

先生に伝えてほしくないことがあれば必ず伝えましょう

あまり知られていませんが、チーム内守秘義務というものがあります。

これはお子さんの支援に必要だと思ったものであれば、学校内では情報を共有するべきであるという考え方です。

もちろん、職員室より外に漏れるのはアウトです。

先生が口を滑らせて子供や保護者に、カウンセリングで話された内容を話すことはないので、その辺りはご安心ください。

ただ、カウンセリングで話された内容は、子どもの支援に必要と判断されれば先生方には高い確率で伝わります。

そもそも、守秘義務と称してカウンセラーと先生が全く情報を共有しないと 、先生も子どものことがわからないままであり、支援が全くできません。

支援ができない状態が続くと、それだけ子どもの改善が遅れてしまう可能性があります。

そうした意味もあって、学校内ではチーム内守秘義務として共有することが大切となりますが、もちろん先生にはぜひ内密にしてほしいということもあるでしょう。

その時は「この話は先生に伝えないでほしい」と伝えることで、カウンセラーが勝手に言うということを防ぐことができます。

カウンセリングの主体はあくまであなた自身であり、カウンセラーではありません。

そのため、自分で感じたこと、思ったことはしっかりと伝えるということがとても大事です。

どうぞ、あなたのために上手にカウンセリングを活用してください。

 

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