子どもの理解を歪める2つの誤った視点とは?

※ この記事はブログやメルマガから「ぜひ、多くの人に知ってもらいたい」と思ったものを加筆修正したものを掲載しています。

子どもが学校に行けなくなったとき、学校に行けるようになったとか、元気になってきたとか、表面的な変化で「不登校が回復してきた」ととらえる専門家は数多くいます。

しかし、その視点だけでは正確に子どもの状態を測ることはできません。

今回は間違った視点を2つご紹介したいと思います。

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不登校の回復を図るため2つの視点

不登校の子どもたちの回復の視点はいくつかあります。

もちろん、それぞれ有効な見方です。

しかし、その見方に拘っていると、子どもを適切に見ることが難しくなります。

よく使われる視点は

1)学校に行く程度で測る指標

2)活動性で測る指標

でしょうか。

 

それぞれの特徴についてお話をしたいと思います。

学校に行く程度で測る指標

文字通り保健室登校、別室登校、夜間や部分登校など、登校している状態で測る指標です。

よく学校とかでは、欠席日数や登校日数の変化で不登校の回復を見たりしています。

認知行動療法とかではよく使われるものとよく似ているという印象があります。

客観的に見えるので、多くの方はこの指標を使って考えているのではないかと思います。

確かに、大枠の客観的な部分を見るのであれば、これほどわかりやすいものはありません。

ただ、問題点があるとすれば、「学校に行っている=回復している」と思ってしまうと後々大変になってしまうということです。

例えば、保健室登校や別室登校をしていてもかなり無理をして行っている、もしくは嫌だけどお母さんがうるさいから仕方なくいっている、というケースもあるでしょう。

 

こういう心に闇を抱えたまま学校に行き続けている状態が果たして回復といえるかどうか。

 

客観的・表面的な指標ですので、あまり鵜呑みにしすぎないことが大切かと思います。

 

活動性で測る指標

これは子どもが元気になってきたかどうかで測る指標です。

病院の医師が使っているような印象を感じます。

不登校初期のころはあまりにも心が疲弊してしまい、部屋の隅でいるだけとか、ずっと寝ている状態であるとか、とにかく活動しない状態にある子が多いです。

そこから少しずつですが、テレビを見るようになったり、ゲームをするようになったり、家の中をウロウロするようになったりなど活動的になってきます。

ある時は「暇~」いうこともあるでしょう。

お母さんから見れば「暇だったら学校に行けばいいのに」と思うかもしれませんが、この「暇~」という言葉は、活動的になってきた証拠であるといえます。

また、お友達が誘うと出かけるといったり、趣味や好きなことに夢中になることもこの「活動性の指標」だといえます。

 

ただ、この指標だけでみると、「そろそろ元気になったから学校に行けるだろう」と思って登校を促しても、「いやだ」と大きな反発にあい、なかなか復帰までいけないということもあります。

要するに「元気になってきたけど、そこから一向に進まない」という不登校になります。

こうなってくると、活動性だけの指標では不十分になってきます。

 

この指標は、本当にエネルギーが低下している時期に使うのがベストかなと思います。

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まとめ

不登校の子どもがどれだけ回復したのかを正確に知る指標というのは、実のところ存在はしていません。

その理由はまた別のところでお伝えしますが、不登校というのは「異常」「正常」とか、「病気」「健康」とかで区分けするものではないと考えています。

そうではなくて、もっと未来につながるような指標というのが欲しいなと考えています。

次回はそうした私が独自で使っている指標についてお話をしたいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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