挫折が不登校の引き金に!?失敗してもめげない子に育てる3つのコツ

この記事を読んでほしい方は・・・

  • 挫折を感じやすくすぐに崩れてしまいやすいタイプの不登校の子どもを持つ音王さん、お母さん。
  • 自分の育て方が間違っていたのかな?と思っているお父さんとお母さん

           →挫折しても立ち上がれる子育ての方法がわかります

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挫折経験が不登校のきっかになることは意外と多い!?

人生は挫折の連続

人生はうまくいかないこと、思い通りにいかないことの連続です。

「私は挫折を経験したことがない!!」と言い切れる人はどれくらいいるでしょうか?

すべてうまくいっている

何もかもが思い通り

そんな風に老後まで生きていけたら素晴らしいのですが、そうならないのが人生です。

私の人生もたくさんの挫折と思い通りにいかない中での失敗経験はたくさんあります。

そういうことを経験していって、30代後半に入ってようやく「人生って思い通りにいかないけど、なるようになるもんだなあ」と思えるようになってきました。

大切なのは挫折した経験から何を学び取り、そして乗り越えられるチャンスをくれたことに感謝する気持ちなんだと最近は感じるようになってきています。

挫折への対処は人それぞれで大きく異なる

失敗した経験やうまくいかないときにどう考えて対処するかは、人によって大きく異なります。

「まあいいか」と受け流せる人

「何とかして乗り越えてやる」と闘志を燃やす人

「自分なんて・・・」とネガティブに引きずってしまう人

これらは一言でいえば、気質という生まれついた性格に由来するところが大きいのですが、それ以上に「失敗の中で何を学んできたのか?」に大きく左右されることが大きいです。

それは私たちが今までの人生の中での対処した時の成功体験に由来しています。

受け流せる人は、そうすることで何とかなったという成功体験を持っています。

闘志を燃やす人は、乗り越えたことでの達成感が成功体験となっています。

ネガティブに引きずる人は引きずることで問題を対処してきたという成功体験があります。

成功体験と一口に言ってもいろいろです。

ようは、その時にその人にとって「うまくいった」というやり方が、行動パターンとして記憶されてしまうと、同じような状況に陥ったときに、その対処法を選択するように人間の脳は作られているのです。

このことについて、選択理論心理学の提唱者であるグラッサー博士は「人は常に最善の行動を選択する」と言っています。

挫折の状況になるとどうしていいかわからなくなる

さて、挫折した状況に陥ったときに、何らかの対処法が取れなくなる状態が出てきます。

「どうしていいかわからなくなる」

と、気持ちがぐちゃぐちゃしてしまうような状態です。

心の中が混乱してしまいます。

そうした状態が続くと、頭痛や腹痛といった生理反応が出てくることもあります。

頑張り過ぎた結果、エネルギー切れを起こしてしまう場合もありますし、対処できる行動レパートリーがないために挫折した状況に対して混乱してしまう子もいます。

参考までに・・・

挫折経験が不登校のきっかけになる理由

挫折経験が不登校のきっかけになることは非常に多いです。

推測ですが、おそらく半数以上の不登校の子ども達は、何らかの挫折経験がきっかけで学校に行けなくなっているだろうと思います。

挫折経験と言っても色々です。

例えば、友達関係でのトラブル。

一昔前なら友達関係のトラブルがあっても、何らかの形で仲直りするか、表面的に合わせてやり過ごすということができていました。

しかし、最近は友達関係でうまくいかないことがあると、すぐに関係をパーンと切ってしまい、「もう終わり!!」と打ち切る子どもたちが増えてきています。

また、勉強ができなくても、クラブで良い成績が出せなくても、「まあいいか」と軽く受け流せる子が多かったのですが、最近は一度そうなってしまうと「もう人生は終わった」と一気に落ち込んで学校に行けなくなる子も多いです。

もちろん、うまくいかなかった経験の要因が発達的な課題が背景にある場合もありますが、それ以上に「失敗体験や挫折を乗り越える力が弱い子が増えている」ということの方が大きいだろうと感じています。

物事を必要以上に悪く捉えてしまい、その結果、エネルギーを使い果たし、立ち直ることができなくなっている子どもたち。

それが不登校の大きな原因になってきているのです。

特に不登校の子ども達の多くは「まあ、しゃあないか」と受け流すことが難しいという印象を感じています。

参考までに・・・

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心の弱さは実は現代社会の影響!?

心の弱い子供が増えたのは社会が便利になったから

私は物事をすべて「社会のせい」とは思いたくはないのですが、心の弱い子が増えた理由との一つに、「社会が便利になったから」ということがあげられると思います。

例えば、私たちは生きていく中で、「死ぬほどひもじい」と感じる状況はまず起こりません。

100円あれば、パンやお菓子など、何らかの食料を手に入れることができます。

しかも、ご飯を食べるまでに長い時間苦労せずとも、レンジでチンとすれば簡単に食事にありつけます。

また、人間関係が嫌になったときは、ゲームやネット、DVD鑑賞などで自由に一人の時間を満喫することもできます。

知りたいことがあれば、誰かに教えを請わなくてもスマホ一つでできるようになりました。

人と会うのが嫌なら、ゲームにのめりこむことで逃げることができます。

こうした便利になってきた社会というのは、人から「どうにかして工夫して、ある時はみんなと協力して達成しよう」と思う機会を奪いました。

勝ち負けや成績のみで決められるシステム

そして、勝ち負けや成績を使うことで効率的に優秀な人を決めるようなシステムが確立されてくると、数字のみで優劣を決めることができるようになります。

簡単に言えば、中学校の教育システムは簡単で、テストという学力の進捗を図るシステムが導入され、そしてすべての子どもが高校受験を受けるというシステムです。

というよりも、高校受験か社会に放り出されるかという中で、多くの子ども達は「高校進学」という進路を選択します。

従来、人の優劣や価値を決めるのは、成績や勝ち負けだけではなく、周りとよい人間関係を作れるか、周りのことを考えることができるか、そうした「人としての在り方」も大きな重点を置かれていたはずです。

しかし、勝ち負けや数字だけで優劣が決まるというのは一見かなりわかりやすいシステムですが、そうした「人としての在り方」がだんだんと背景に隠れるようになりました。

昔は地域の中で「人としての在り方」を自然と学べるようなシステムが存在していました。

しかし、今の教育システムの中ではそうした「人としての在り方」が背景に隠れてしまっており、誰かと協力する、人とのつながりを大切にする・・・ということを学ぶ機会が少なくなってきているのです。

ちなみに、こうした勝ち負けや数字だけで優劣を判断すると、非常にもろい人間になります。

精神的に強い人というのは、勝ち負けや数字だけではなく、「周りとのつながりを大切にできるかどうか」というところがとても大きいのです。

大人が子どもの失敗させない養育環境

最後に、大人が子どもに対して失敗させないという養育環境になりやすいことも大きな要因です。

例えば、今は昔と比べて、子ども同士がケンカでケガをするということが少なりました。

その分、何か人間関係のトラブルがあると、殺人事件に発展するような事案が増えてきたように感じます。

昔は子供同士の遊びや学校現場で怪我をしても「まあ、子どもだからいいか」と受け流す親が多かったように思います。

しかし、今は子どもが怪我をするとすぐに責任問題として訴える親がいます。

そのため、子どもがいかにして怪我をしないように遊ばせるか、最新の注意を払いながら子どもと関わらないといけないような環境になってきました。

また、今は手厚く子どもをサポートする機関が増えてきていますし、すぐに子どもが困っていたら手助けできる環境になってきています。

少しでも困っていたら、「こうしたらいいんだよ」とすぐに教えるような状況です。

そうなると、子どもは「黙っていても教えてもらえる」ということを学び、挫折せずに何でもできるようになっていきます。

今の世の中の養育環境は、子どもが苦労しづらく、そして人との関わりの大切さが実感しでらく、挫折経験が持ちにくいような状況になっているのです。

もちろん、そうした環境が悪いとは言えません。

今のような快適な生活環境が可能になったのは、先人の大きな努力の賜物です。

しかし、だからこそ、心の強い人が育ちにくい環境であり、心を強くさせていくためには意識していかないといけない状況だといえます。

ところで、心が強い子ってどんな子?

さて、そもそも論な話ですが、「心の強い子」ってどんなイメージがありますか?

言われたら言い返す子?

ストレスを受け流せる子?

「なにくそ!1」と逆境を跳ね返せる子?

自分で考えて行動できる子?

・・・・

いろいろありますね。

ただ、上記はその人の気質(生まれつき性格)で相性が異なるため、ここではもう少し幅広いイメ―ジで進めていきたいと思います。

ここでの心が強い子というのは、「将来、自立できる子」「親がなくなっても大丈夫な子」と私は捉えています。

どういうことかというと、「困ったときに周りの人と上手に協力して乗り越えられる子」です。

もちろん、周りと上手に協力していくためには、自分の中で「どうしたいのか」「どうなればできるのか」ということを考えないといけません。

また、「思い通りにいかなくても大丈夫」と思えるような柔軟さも必要です。

そうした柔軟さと周りと協力し合える子を育てることが不登校の防止であり、そして解決法でもあるのです。

心の強い子どもを育てるための3つのポイントとは?

さて、上記の定義で「心の強い子」を育てるために、親が意識していないといけないことはどんなことでしょうか?

以下、3つのポイントをお伝えしたいと思います。

1つ目:「どうしたいのか」を聞いていく

子どもが悩んでいたり、うまくできなくて困っていた時、すぐに周りの大人は手助けをしたくなるのですが、少し間をおいて、最初にこう聞いてみてください。

「どういう風になったらいい?」

「手伝ってほしいことがある?」

そこで子どもが「こうしたいんだけど」「これ手伝ってほしい」と言ってから、手助けをするようにしましょう。

もし、「わからない」「別に」と答えたら、「じゃあ、わかったらまた教えてね」と言って、しばらくは様子を見るという選択を取ります。

これは子ども自身に「どうしたらいいか自分で考える」ということを経験させていくためには必要な関わり方です。

大人たちは子ども以上に、いろんなことを経験しているため、いろんなことが手に取るように見えます。

だからこそ、子どもが困っていたらすぐに「どうしたらいいか」がわかるので、言う前に手助けをしようとします。

しかし、その関わり方を続けると、子どもは自分で考えることをやめてしまいます。

まずは子どもがどうしたいのかをしっかりと聞いていく、確認していくということを意識して関わるということが大切です。

2つ目:できるまで見守る

私たちには「自分の力で成し遂げたい」という欲求が備わっています。

強弱は人それぞれですが、みな確実にその欲求を持っているものです。

例えば、3歳くらいの子が一生懸命、ズボンを履こうとしています。

しかし、うまく履けません。

親としては手を出したい状況ですし、口出ししたいという気持ちもあります。

10分くらい格闘してようやく履くことができました。

この時、子どもは「自分の力でできたんだ」という達成感を認識します。

よく「失敗してからじゃ遅い」と言う人がいますが、大切なのは失敗してから乗り越えるというプロセスです。

子どもは子どもなりに考えて、どうしたらいいかを考えようとします。

ここで大切なのは、「じゃあ、子どもの自由にさせておこう」と放任することとは違うということです。

「親はわかっているけれど、子どものことを信じて見守る」という姿勢が大切なのです。

そんな親の思いは雰囲気として子どもに伝わり、「頑張ろう」という思いにつながります。

その結果が、子どもの心を強くするということにつながるのです。

3つ目:子どもが出した答えを尊重する

私たちの多くは悩んだり、困ったりしたことがあると、誰かに相談しようとします。

そして、相談された方は良かれと思って、その人が話し終わる前に、助言やアドバイスをします。

その結果、相談した方は、「わかるんだけどなあ」と思いながら、もう話すのをやめます。

こうした経験は多くの方がしたことと思います。

その助言やアドバイスは、相手が望んでいたものであればとても効果があるでしょう。

しかし、本当にその人はその助言やアドバイスが欲しかったのか?

単に話を聞いてほしかっただけではないか。

上述したように、私たちには「自分の力で問題を解決したい」という思いがあります。

そして、相手から「こうした方がいい」と言われると、「そうかな・・・」とこれ以上考えるのをやめます。

できれば、悩みや苦しみの答えは、大人側が出すのではなく、子どもと一緒に楽しみながら考えて、子ども自身が出せるようにしていくことが大切です。

また、この方法についてはどこかでお伝えしたいと思います。

そして、子どもの出した答えを尊重していくということが大切です。

もし、そうした答えが親の思いと大きく違っていた場合は、また一緒に悩んで話し合っていくことがとても必要になります。

重要なのは、子どもの答えが正しいかどうかではなく、子どもがその答えを通して精神的に成長できるかどうかです。

まとめ

今回のお話を不登校だけではなく、一般的な子育ての話とも通ずるところがあると思います。

今回の3つのポイントは、実は親としてはとてもエネルギーを使うものばかりです。

口出しして、大人が答えを出して、その通りに子どもを動かしていけば、これほど楽な方法はありません。

しかし、それは子どもが「自分で考え抜く力」を奪うことになり、生きる力の乏しい子どもにし、あとで子どもを苦しませるだけになるのです。

今の社会は、あまりにも楽で便利すぎて、人間関係が希薄になりやすくて、そして子どもが自分で考える力が奪われやすい状況です。

だからこそ、子育ては親や地域が協力し、そして子どもの持っている本来の可能性をしっかりと引き出していくために、意識して取り組むことが必要だと思うのです。

それが生きる強さを育てていくことにつながります。

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