スクールカウンセラーの実態とやっちゃいけないNGな活用とは?

このブログでわかること

)スクールカウンセラーの実態が見えてきます。

)不登校の相談をどのようにしたら良いかがわかるようになります。

→スクールカウンセラーの上手な活用の仕方がわかるようになります。

 カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

私は過去6年以上スクールカウンセラーとして小・中学校に勤務していました。

その前には学校現場で教員補助の仕事をしていました。

そのため、学校というものについては心理カウンセラーの視点からではありますが、ある程度の経験を積んできています。

 

その中で、不登校のお子さんのサポートも多数させていただきました。

 

もちろん、その間にいろんなスクールカウンセラーの研修会に出向いて、様々なカウンセラーと話をする機会を持ちました。

その中では驚くべき実態も見させていただきました。

 

今回はそうした経験からスクールカウンセラーの実態とNGな活用の仕方についてお話をしたいと思います。

 

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驚くべきスクールカウンセラーの実態

スクールカウンセラーは不登校の専門家じゃないということ

私のほうでよく聞くことが、「スクールカウンセラーに話をしてもぜんぜん息子の不登校が改善しなかった」というものです。

 

スクールカウンセラーに相談して不登校が改善しないというのはよくある話です。

 

そもそもスクールカウンセラーは不登校の専門家ではありません

(ここ、とっても大切なところです)

 

学校に来ている子どもたちを心理的な観点からサポートをする専門家です。

 

そのため、スクールカウンセラーは不登校の子どもたちを学校に来させるためのノウハウや知識は持ち合わせていません。

 

ベテランから初心者までピンキリ

それから、スクールカウンセラーの課題の一つは、ベテランから初心者まで本当にピンキリです。

 

中には校務分掌や特別支援コーディネーター、生徒指導、教育相談といった学校組織の何たるかもわかっていない人がやってくる場合もあります。

 

まだ学校現場を知らない人が来るのはいいでしょう。

 

カウンセリングの経験が全くない人がスクールカウンセラーとして勤務するケースもあるのです。

 

そうした初心者からベテランまでピンキリのレベルなのがスクールカウンセラーの実状です。

 

また、スクールカウンセラーは35年で別の学校に異動することがほとんどです。

 

また非常勤職なので、正社員の仕事が見つかった場合は、その年度で辞めてしまわれる場合も多いです。

 

そのため、ベテランの方や「むっちゃ良いカウンセラーに会えた」という場合でも、最悪1年ほどで辞めるか異動するかしてしまい、また別のカウンセラーから再スタートという場合もあります。

(公的機関なので、仕方がないといえばそうかもしれませんが)

 

こういう制約があるということを理解しておくことが必要です。

スクールカウンセラーの仕事、教師の仕事

学校に来させるのはあくまでも教師の仕事

大切なことですが、子どもが学校に行くように働きかけるのは、あくまでも学校の先生の仕事です。

 

不登校の子どもが教室に入りやすいようクラスづくりを行い、子どもとの人間関係を作り、そして子どもが学校に行くための意欲喚起をしていくのは、あくまで学校の先生の仕事なのです。

 

スクールカウンセラーは子どもを学校に行かせる専門家ではありません。

(非常に大切なことです)

 

それは学校の先生の仕事なのです。

 

もちろん、不登校の子どもがスクールカウンセラーを通して、カウンセリング登校を行い、少しずつ学校との距離間を縮めていくことができる場合があります。

 

その中で、先生との働きかけのタイミングが合えば、そこから別室登校に行き、学校に行けるようになるケースもあります。

 

その場合も、スクールカウンセラーは単なるきっかけを与えただけで会って、学校に引っ張ることができたのはあくまで学校の先生の力だと私は考えています。

 

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スクールカウンセラーは心理の専門家

スクールカウンセラーは不登校については専門的には深くありません。

 

そもそも学校現場に一芸だけ秀でた専門家がいると、かえって現場が機能しなくなるので、あまりよろしくはありません。

 

それよりもスクールカウンセラーは心理的な面でのサポートという意味ではかなりの専門家です。

 

不登校のお子さんの心理状態や力動というものについては、かなりの専門的知識を有しています。

 

そのため、子どもの今の状態を心理的な面から分析することには長けています。

 

まずはそのことを理解しておくことが大切です。

 

不登校の相談をする際のポイント

過度な期待を抱くのはNG

スクールカウンセラーに過度な期待をするのはNGです。

 

良いスクールカウンセラーに会えたらOKと思いましょう。

もし会ったスクールカウンセラーが「この人は無理だ」と思えるように人であったら、その時は運が悪かったくらいに思っておくのが吉です。

 

先ほども言ったように、スクールカウンセラーのカウンセリングレベルはピンキリです。

 

ただ、もう一つ大切な要素として、カウンセリングはスキルや経験ではなく、何よりも「相性」がものを言います。

 

もし、あなたが偶然出会えたスクールカウンセラーが何でも話せる相性ピッタリの人であれば、とてもラッキーだったと思ってください。

 

どうやって学校に行かすかに固執しない

不登校の相談で一番多いのが「どうやったら学校に行かせることができるか」ですが、そうした相談はスクールカウンセラーは特に苦手です。

 

カウンセリングでは「相手を変えること」はできません。

 

それよりも、お子さんが不登校になったことで、逆にお母さんにとってできることは何か?に焦点を当てていくことが大切です。

 

スクールカウンセラーと会っていくことを通して、いろいろとお子さんに対しての思っていることや、お母さん自体の考え方が整理されていき、気づかれることも多いと思います。

 

そうした気づきが、新しい進展を生み出すことも多いものです。

また、スクールカウンセラーは心理分析にスペシャリストなので、心理的な観点からの助言をいただけるのも嬉しいところです。

そうした心理学の専門家としてスクールカウンセラーと会っていくことで、お子さんを理解するため、お母さんの課題を整理してくために活用されると良いです。

 

先生に伝えてほしくないことがあれば必ず伝えましょう

あまり知られていませんが、チーム内守秘義務というものがあります。

 

これはお子さんの支援に必要だと思ったものであれば、学校内では情報を共有するべきであるという考え方です。

 

もちろん、職員室より外に漏れるのはアウトです。

先生が口を滑らせて子供や保護者に、カウンセリングで話された内容を話すことはないので、その辺りはご安心ください。

 

ただ、カウンセリングで話された内容は、子どもの支援に必要と判断されれば先生方には高い確率で伝わります。

 

そもそも、守秘義務と称してカウンセラーと先生が全く情報を共有しないというのも考え物です。

それでは子どもの支援はうまくできるはずがありません。

 

そのため、絶対に伝えてほしくないことは、「これは伝えてほしくないので、お願いします」と必ず伝えていただけると、後々のトラブルを回避することができます。

 

ただし、自傷他害の場合や、子どもの支援に必要だと思われる場合は、その限りではありません。

 

良いスクールカウンセラーなら必ずそのことは教えてくれるので、しっかりと話し合うことが大切です。

まとめ

〇スクールカウンセラーは心理の専門家であって、不登校の専門家ではないこと。

〇スクールカウンセラーのレベルはピンキリ。良いカウンセラーに出会えたらラッキーです。

〇カウンセリングの活用について、「学校に行かせる相談」ではなく、「子供のことを理解する相談」をしていくのが上手な活用の仕方

〇どうしても先生に話してほしくないことは、必ずスクールカウンセラーに伝えましょう。しかし、自傷他害の場合など対応できない場合もあります。

 
 
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