結構ショッキングな内容なので、読むときはご注意ください。
不登校のお子さんを見ていると不安になってきますよね。
学校に行かない状態の我が子を見ていると、「この子は将来どうなっていくのか?」と心配になっていきます。
確かに、不登校のお子さんでしばらく行かない状態が続いた後に、学校に行きだすというケースもあります。
しかし、そういったケースは稀だと思ってください。
というのも、不登校・引きこもりの数は年々増加していっています。
不登校は年々増加しているという事実
文科省の調査結果から見えること
平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
という統計結果によれば、不登校の数は現在14万人ほどです。
中学校では11万人ほどが不登校になっている計算です。
平成3年では全体の0.47%が不登校だったのですが、H29年では1.47%と増加しています。
この事実をどう捉えるかというのはとても大切です。
ニートの年齢も引き上げられた。
そして、もう一つは厚生労働省がニートの年齢を34歳から39歳に引き上げたこと。
不登校=ニートになるとは言えませんが、不登校から引きこもりやニートになる可能性は低くはありません。
昔は15万人いましたが、子ども自体の母数が減っているので、割合としては増加しているのが実情です。
そして上記の図で見れば、年齢が上がるとともに不登校の数が上がっているという計算になります。
その学年で新しく不登校になった子どももいるので、一概には言えませんが、不登校の子どもが継続しているというのはデータから見ても間違いはなさそうだといえます。
不登校が改善しないまま卒業する子も多い
結論を言えば、不登校を経験して学校に戻れる子がいる一方で、不登校のまま学校に戻れず義務教育を終えてしまうお子さんも多いというのが実情です。
むしろ、後者の方が多いです。
学校の先生方の努力や保護者の努力によって、何んとか学校に戻れるお子さんがいる一方で、逆に適切な支援ができず、不登校が長期化するという事例も多々あります。
不登校の最悪な末路とは?
ある事例より
そして、不登校のお子さんの末路ですが、以下は最悪なケースを紹介します。
ある日、友達からきつく言われたことで、不登校になってしまった中学校1年の男の子A君。
もともと、口のきつい子がクラスにいて、ことあるごとにからかったりきつく注意したりします。
周りから見ても「その言い方はないよな」と思えるほどです。
でも、友達の言い方は決して間違ってはいないし、その子の方が人当りもいいので、A君も我慢していました。
それでもある程度受け流して学校に行っていたのですが、ある日学校に行こうとするとおなかが痛くなり、休んでしまいました。
そのあとも学校に行こうとすると、頭痛や腹痛がして、行くことはできません。
先生や友達も来るものの、次第に会いたくなくなるようになりました。
お母さんも最初は学校に行くように言ったり、病院を進めたりするのですが、次第に暴れたり、お母さんやお父さんに暴言を言うようになり、両親もはれ物に触るようにして関わらないようになります。
A君はどんどんとふさぎ込んでしまい、普段はゲームをしている毎日です。
とりあげようとすると暴れるので、仕方なくゲームを許している状態です。
普通の会話はできるものの、将来や学校のことを話すと途端に機嫌が悪くなり、ひどい時は暴れたりします。
それから月日がたち、中学校を卒業し、そのまま引きこもりの状態が続いています。
その後、どうすればいいのかわからないまま、ご両親は高齢になっていきます。
ある時、お父さんが亡くなりました。
すると、年金収入がぐっと低くなり、お母さんも高齢で後先わずかという状態になっていきます。
すると、A君はある決断をします。
自ら命を絶ってしまったのです。
生きる力がないために起こる悲劇
これは最悪なケースで、ある不登校の専門家の先生から教えていただいたものです。
もしくは、お母さんが亡くなった時に、親族が見かねて市役所に連れていき、生活保護を受けるケースもあります。
ただ、これは生活保護を受けやすい地域であれば可能ですが、多くは生活保護を受けることが難しい地域もあり、そうした地域では上記のような末路になることが多いようです。
このA君に対しては、中学校の段階で何らかの手を打っておけば、ここまでひどくはならなかった事例だと思います。
不登校の解決は生きる力をどう伸ばすか
上記の事例を聞いて、「ああ、私の子どももこうなるんじゃないのか?」と一層不安になってしまったお母さん、お父さんもいると思います。
でも大丈夫です。
ここまでなる前に、できることは必ずあります。
不登校・引きこもりの改善のポイントは少しずつの変化です。
徐々に改善していくことで、生きる力を伸ばしていくことが最大の解決法なのです。
そのためのポイントをこのサイトでは紹介しています。
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