脳は依存しやすいように作られている

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

メルマガ登録は↑から

カウンセリングや日常生活において、問題となる状況が解決すると、一気に症状が悪化することがあります。

例えば、嫌な上司が異動か辞めたあとに急にうつ症状が悪化したり、夫婦関係が改善したら妻の情緒が不安定ななったり、不登校の子が学校に行きだしたら夫婦仲が悪くなったり。

虐待を受けていた子どもが施設に行きだしてしばらくしたら、暴れだしたり、嘘をつくようになったりすることは、割と有名な話です。

なぜ、そうなってしまうのかを今回はお話したいと思います。

詳しくは来週月曜日のメルマガでお話しようかと思っていますので、興味がある方はぜひ読者登録してみてください。

メルマガ登録は↑から

私達の脳は依存するようにできている

これは非常に大切なお話ですが、私達の脳は依存しやすいようにできています。

これは私達自身が何かに依存するようにできているためです。

例えば、私達が地面に立つためには、地面と重力があるからです。

それらがなければ宙ぶらりんになります。

また、自分がほっとできる居場所があって初めて心も成長することができます。

何かがあって初めて何かをすることができるのです。

このことに気づくことを、禅の世界では「我知足(我、足るを知る)」と言ったり、「他力本願」と言ったりします。

(他力とは、周りの人ということではなく、自分以外のすべてのもの、という意味です)

そのため、私達の脳は何かに依存しないといけないということが、インプットされています。

良い状況だけでなく、悪い状況にも依存してしまう

問題は私達は良いことだけなく、悪いものにも依存するようにできていることです。

依存というよりは「適応してしまう」という感じでしょうか。

「悪い」とは、例えば職場で毎日ガミガミとうるさい上司がいたとします。

その上司に対して、頑張って耐えています。しかし、心の中はぐちゃぐちゃです。

その人の中には「この仕事を辞めたい」という気持ちがありますが、同時にその状況に依存してしまっています。

どういうことかというと、もしこの人がしんどくなって休職か退職をした場合、おそらく一気にうつ症状が悪化する可能性があるということです。

最初は「やったー、自由だー」と気分は高揚していますし、ホッとしているでしょう。

しかし、しばらくすると、段々とやる気がなくなってしまい、気力も低下し、ダラダラとした日常を送ることになります。

世間一般のイメージでは、頑張りすぎた反動というふうに捉えるでしょうが、どうしていいかわからないというのが正しいところです。

人は依存する対象がなくなると、不適応を起こしてしまいがちです。

嫌な状況というのも、その人にとってはある意味プラスに働いているということも多いのです。

では、こうした状況をどうやって防ぐことができるかというと、新しい行動を身に着けて行くということ。

そのためにはカウンセリングはとても有効な方法です。

この辺りは今度の日曜日の神戸支部研究会で事例を使ってお話したいと思います。

また、来週のメルマガで詳しくお話したいと思います。

それでは。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする