発達障害は環境によって大きく左右される

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

いつも読んでいただいてありがとうございます。

今回は私が考えている発達障害の基本的な考え方をお話をしたいと思います。

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発達障害とは、脳の働きにエラーを起こしているために、対人関係や行動に支障が出てしまう状態です。

しかし、脳が100%正常に機能している人間などほとんどいません。

ADHDや自閉症スペクトラム障害、LDの本や説明書を読んでいて、「これって、みんな当てはまるんじゃないか?」と感じた方も結構多いんじゃないかと思います。

確かに発達障害の特徴というのは軽微なものであれば、ほとんどの人が持っているといえます。

「人に七癖あり」と言われるように、多かれ少なかれ、何か知らの欠点や問題は持っているものです。

それでもその分を許容したり、工夫したりして、何とか生きていっているものです。

そうした経緯から、私自身も発達障害について、若干否定的な見方を持っているところもあります。

なんたって私自身がそうやって乗り越えてきたんですから。

発達障害に否定的というよりも、何でもかんでも発達障害と言って大げさに騒がなくてもいいんじゃないかというところがありました。

しかし、最近はちょっと考え方が変わってきています。

人間のメンタルというのは、自分自身が生まれ持っている気質や能力と、環境との相互作用で決まります。

環境が多少悪くても、その人の気質や能力、考え方で、ある程度対応することができます。

しかし、発達障害の特徴を持っていて、能力的に厳しいところがあれば、環境が悪ければ一気にメンタルが崩れて、心身ともにしんどい状況に陥ってしまう可能性が高くなります。

例えば、見通しがなかなか作れない特性を持っている人が、見通しがなかなか持ちづらい仕事に就いた時、一気にストレスを感じてしまい、うつ状態になってしまう可能性が高くなります。

また、ADHDのような自由に動き回りたい人は、窮屈な職場や人間関係に陥ると、一気に不安定になってしまうでしょう。そうした人は、ある程度放置してもらえるような環境に置かれた方が安定しやすいのです。

このように、発達障害の特性を持っているということは、環境に大きく影響されやすいという特徴があります。

その人の特性に合っている環境であれば安定して問題なく過ごせるのですが、合わない環境だと一気にメンタルが崩れてしまって心身の不調を訴えることも少なくありません。

そこで心療内科に行くと、「発達障害の傾向がある」と医師に言われるのです。

大人の場合、よほど知的に問題がない限りは、発達障害というのはある意味自分を知るツールのようなものとしてとらえておく方がよいかと思います。

ただ、その傾向が顕著すぎる場合、薬物療法の力を借りたり、日常生活の改善をすることで脳の状態を整えること、そして福祉の力を借りるということも必要となるかもしれません。

発達障害は自力で努力して改善できるというものでありません。

もちろん、努力は必要ですが、そのためには自分に合った適切な対処法を考えていくことが必要です。

私のクライエントではADHDの傾向を持つ人やアスペルガーの特徴を持つ人が何人も見えられましたが、カウンセリングの後に上手に自己コントロールを身につけることができています。

もちろん、あまりにも難しい方は一度知能検査をお願いし、結果によっては手帳取得へと進めることもあります。

要は自分に合った生き方ができたり、環境で過ごすことができたりすれば、発達障害というのは目立たなくなり、逆に良さがどんどん光ってくるようになるということです。

発達障害は悪い面ばかりが目立ちますが、磨いていけば良さがどんどん目立ってくるようになります。

そうした視点で関わっていきたいものです。

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