優秀なカウンセラーとそうでないカウンセラーの違い

カウンセリングルームはぴっとの室長の田中勝悟です。

今まで色んなカウンセラーについて会ってきました。
中には「こいつはやめた方がいいんじゃないか」と思わせる人から「この人は本当に素晴らしい」と思える人までいて、本当にカウンセラーはピンキリだなと思います。

そこで、今回は優秀なカウンセラーとそうでないカウンセラーの違いについてお話をしたいと思います。

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優秀なカウンセラーの特徴は?

「優秀なカウンセラーってどんな人?」と聞かれたら、私は間違いなく「見立てる力がある人」と答えます。

「見立て」とは、「この人はこういう風な支援を受けたら、良くなる可能性が高くなるだろう」ということを考えていくことです。

この「見立て」は主観的な部分も必要ですが、それだけではいけません。

客観的な情報を吟味する力が問われます。

ダメカウンセラーの特徴は、主観的な物事を言いがちです。

あまり客観的な情報を考えずに、思い付きで「こうしたらいい」と簡単に結論付けてしまう傾向があります。

また、見立てる力が弱いという傾向もあります。

例えば、「子どもが不登校でどうしたらいいか」と言われた場合、話を聴いてもあまりわからないようで、「とりあえず、様子を見てみましょう」という人であれば、その人はカウンセラーとしての力は弱いと思います。

(もちろん、あまりにも現状では情報がなさすぎるために、親にできることが少なすぎるために「しばらくは様子を見ましょう」としか言えないケースもあります)

見立ての重要性

カウンセラーにとって見立ては大きな武器です。

見立てができないと、クライエントにどう関わっていいか、どう支えていいかがわからなくなります。

ちなみに見立てる際は、

1)クライエントの第一印象や雰囲気
2)クライエントの話の内容
3)クライエントが感じていること

この3つを客観的情報として見立ての参考にします。

例えば、不登校の子どもを持つお母さんが来た場合、
1)お母さんが真面目そうで、「こうでないといけない」とどこか硬い印象がある
2)子どもが「お腹が痛い」と急に言ってから、学校に行かなくなった。
学校でも家庭でもなんで問題はなかった。
家ではほとんど話ができない状態が続いている。
父は無関心
3)お母さん怒っていて、「こんな子だとは思わなかった、夫も無責任」と怒りを訴えている。
それに伴って、お母さん自身も夜眠れないといった「うつ症状」も見られている。

こうした客観的な情報をまずはつかむことです。

ベテランのカウンセラーであれば、この段階だけで、いくつかの支援方策、つまり「見立て」が作れます。

その上で、カウンセラーの経験や学んだこと、理論をベースに見立てを一つ一つ固めていき、クライエントに合った支援方針を作り、その上でカウンセリングを行っていきます。

この一連の流れが見立ててです。

もちろん、「この子はこういう風にしたらいい」というのをしっかり言葉でできる場合もあれば、何回もカウンセリングをしてやっと「これでいいんだ」と見立てが作れる場合もあります。

見立ては間違うこともあるもの

これもカウンセリングの面白いところですが、見立てとは時に(というか高い確率で)間違うこともあります。

これでやっていく内に「あれ?これでいいのかな?」と疑問に思ってしまう場合もあります。

また、カウンセリング自体が迷走してしまう場合もあります。

その時は、再度カウンセリングの見立てを作り直すことが大切です。

時にはクライエントと一緒にカウンセリングのゴールについて話し合うということも大切になってきます。

要するに、「自分が迷っているなあ」「悩んでいるなあ」「わからなくなってきているなあ」と素直に認めることです。

そのためには、「わからなくなっていること」に気づく力が求められます。

そうした気づく力をしっかりと持っていることも優秀なカウンセラーの特徴であると思います。

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ダメなカウンセラーはとにかく見立てる力が弱い

ダメなカウンセラーはとにかく見立てる力が弱いです。

そして一番の課題は、そのことになかなか気づかないところ。

そのため、あまり学ばず、とことん我流で見立てようとするので、どんどんとおかしな方向に行ってしまいがちです。

カウンセラーの見立てはどうしても主観と直感に頼るところが大きいので、その精度を高めるために、日々謙虚に学び続ける必要があります。

どれだけ優秀なカウンセラーも、学ぶことを怠ると一気にダメカウンセラーに転がり落ちてしまいます。

できれば本を読んだり、研修やセミナーに参加したり、いろんな人からいろんな話を聴いたりして、カウンセリングのスキルを上げる努力をしていく必要があります。

私も最近は「ダメカウンセラー」にならないように、研修に参加したり、本を読んだり、論文を読んだりして、カウンセラーのスキルアップに努めています。

もちろん、私自身が優秀なカウンセラーとは思ってはいませんが、今回は見立ての大切さをお伝えしたかったので、書かせていただきました。

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