プロのカウンセラーの聴き方と一般の人の聞き方の違いとは?

カウンセリングルームはぴっとの室長の田中勝悟です。

いつも読んでいただいてありがとうございます。

今回はプロのカウンセラーの話の聞き方と、一般の人の聞き方の違いについてお話をしたいと思います。

メルマガ登録は↑から

スポンサーリンク

カウンセリングとは単なる話を聞くこととは違う

カウンセラーの仕事はクライエントの話を聴くことです。

しかし、ただ淡々と話を聴き続けるだけでいいでしょうのか?

来談者中心療法では「相手の感情にフォーカスをする」ということを重点的に置きます。

「それはつらかったですね」
「そうだったんですね」
「つまり、○○ということですね」

といった応答を通して、クライエントの話を聴き続けます。

これらの応答の仕方を何度もロールプレイをしながら、カウンセラーは話の聴き方を習得します。

ただ、それだけではやはりプロとしてはまだまだ不十分です。

この段階は、初心者から中級者レベルかなと思います。

クライエントの話をただ聴くだけでは、カウンセリングとは到底言えません。

カウンセラーは安易にアドバイスをしない

また、一般の人は良く話を聞いた後、アドバイスや助言をすぐに行います。

アドバイスや助言自体は悪いとは思いませんが、プロのカウンセラーが安易にアドバイスをすると必ずと言っていいほどクライエントの状態を悪化させます。

例えば、クライエントが仕事の上司との関係が悪くて、パワハラまがいのことを受けてしまい、会社に行きたくないとします。

そうしたクライエントの話を聞いて、
(あえて「聞いて」と書いています)
すぐに「そんな風に思っていたら、余計に会社に居づらくなってしまうよ」と返してしまいます。

その瞬間、クライエントは「この人には話しても無駄だ」と悟ります。

そして、多くの人はそこから自分の体験談を語りだし、「こういう苦しいことを乗り越えて今があるから頑張りなさい」ということをクライエントの助言していきます。

このやり方は一般の人であればいいでしょう。

しかし、プロのカウンセラーがするには未熟すぎると言えます。

クライエントの話を聴かずに、すぐにアドバイスをするようでは、クライエントを害するだけです。

上記の対応を続ければ、クライエントは余計に気持ちがぐちゃぐちゃになってしまい、より症状を悪化させることにつながります。

そのためにも自身の癖をしっかりと理解できるよう、カウンセラーは日々研鑽を続けることが必要だと言えます。

カウンセラーは雰囲気や空気を聴く

カウンセラーが聴くということは、ただ単に話を聴くことではなく、またアドバイスや助言をすることではありません。

カウンセラーが話を聴くということは、「クライエントの雰囲気や空気を聴く」ということです。

ちょっと?となりますが、少し具体的に説明していきましょう。

例えば、彼氏にひどいことを言われて怒り心頭のクライエントがやってきたとします。
カウンセリングでは彼氏についての怒りや不満をわーっと話し続けます。
それを「そうなんだ」「つらかったね」と返して、クライエントが話しやすいように雰囲気を整えていきます。

もちろん、「私もそういうときがあったよ」なんてことや「大丈夫、新しい彼氏がすぐできるよ」なんて安易な助言はしません。

しばらく聞いていくと、クライエントの話の内容は「怒り」でいっぱいなのですが、時折、怒りではないような悔しいような悲しいような雰囲気をのぞかせることがあります。
また、その際は唇がゆがんだような、ちょっと怒りとは違った何かを感じさせるものがあります。

プロのカウンセラーはこの一瞬を逃しません。

何度かそうした「怒り」とは違う何かを見て、それが何なのかをずっと考えます。

そしてあるタイミングを見て、カウンセラーは伝えます。

さっきから怒っているように見えるけど、本当は悔しくて泣きたいように私には感じるけど、どうでしょうか?」と。

そこで一瞬クライエントはハッとして、止まります。

そして、大声で泣き出します。

この過程が雰囲気を聴くということ。

つまり、表情と雰囲気と言葉のずれを聴いていくということです。

スポンサーリンク

実は多くのカウンセラーがしている聴き方です

表情と雰囲気と言葉のずれを感じながら聴いていくこと。

実はこのやり方はプロのカウンセラーであれば、たいていの人ができているやり方です。

無意識でされている人も多いと思います。

もちろん、訓練がいりますが、センスがあればできる技術だと思います。

ちなみに、さらに上級者になると、クライエントの中のズレとは別に、カウンセラー自身のズレも聴きながら、感じながらカウンセリングを行います。

ここまでできるようになると、カウンセラー自身は単なる道具としてクライエントの前にいるようになります。

・・・と、ここまで来ると訳が分からない世界になりますね。

カウンセラーは、自分というのを横に置いてクライエントの話を聴いていきます。

そして、自分の感覚をベースに、クライエントの表情と雰囲気と言葉とのズレを感じながら、話を聴いていきます。

これは主に来談者中心療法のやり方ではありますが、多くのカウンセラーや臨床心理士が実践しているものです。

まあ、今回のお話ではプロのカウンセラーが話を聴くということは、一般の人やアマチュアの人が単に話を聞くということとは全く違うということを知っていただければと思います。

ただ単に話をきくことがカウンセリングではありません。

だからこそ、カウンセリングには料金がかかるし、普通の人に愚痴を言うのとはまた違ったものであるということと理解していただければと思います。

一度、カウンセリングを受けられれば、普通の人に話を聞いてもらうこととは違ったものであるということが実感できます。

よかったらはぴっとのカウンセリングを受けてみてください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする