臨床心理士に向いていない人

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カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
私は臨床心理士の資格を取得して、もう10年を過ぎました。

その間、スクールカウンセラーや病院の心理士、児童相談所など本当に多くの現場で仕事をする機会に恵まれました。

個人的には臨床心理士の仕事はやりがいもあるし、一生この仕事を続けていきたいと考えています。

また、今まで経験させていただいた知識や経験を多くの方に方に還元したいと思い、カウンセリングルームはぴっとを立ち上げました。

素晴らしい仕事だと思うので、これから若い人たちには、ぜひ臨床心理士を目指してほしいと思っています。

しかし、一方で、臨床心理士に向いていない人がいるというのも事実です。

今回は臨床心理士に向いていない人がどんな人かについて、少し考えてみたいと思います。

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臨床心理士に向いていない人ってどんな人?

まず、臨床心理士に向いていない人ってどんな人でしょうか?

私の経験や周りから聴いた話、本で聴いたことや、実際に臨床心理士の方とお会いしてきた中で、向いていない人について書いてみたいと思います。

臨床心理士に向いていない人

1)自分は向いていると思っている人
2)自分の考えが一番正しいと思っている人
3)反省が全くできない人
4)勉強を全くしない人
5)指摘されるとすぐに怒る人
6)傷つきやすい人

といったところでしょうか。

一つ一つ、その理由についてお話をしていきたいと思います。

1)自分は向いていると思っている人

一番は「自分は臨床心理士に向いている」と思っている人です。

まあ、これはどんな職種にも言える事かと思いますが、「私は人の支援をするのがすきだから、臨床心理士に向いているんだ」と思っている人は、今すぐその考え方改めた方がいいです。

というのも、臨床心理士の仕事というのは正解というものがありません。

「これが正解だ」と思っていたことが実は不正解だったり、「間違っている」と思えたことの中に、正解があったりすることもあります。

だから、多くの臨床心理士の方は「これでいいのか」と自問自答しながら、クライエントのためにできることを一生懸命しているに過ぎません。

できる臨床心理士やカウンセラーほど、「この仕事が好きだからしているけど、自分がこの仕事に向いているかどうかはわからない」と答えています。

「向いているから」という理由で、続けられるほど、この仕事は甘くはありません。

2)自分の考えが一番正しいと思っている人

こういう人も臨床心理士には全く向いていません。

先ほどもお話したように、臨床心理士の仕事には「正解」というものがありません。

「これが正しいんだ」と続けた結果、実は大きな失敗だったということも結構あるのです。

じゃあ、どうやってクライエントを支援するんだと言うと、いろんな情報や状況を観察していき、その中でクライエントを見立てていき、なるべく客観的に支援をしようとします。

自分のやり方にこだわり続ける人は、いつかクライエントを害します。

最悪な場合、クライエントを害していることに全く気付かないことさえあり、「自分は正しいことをしている」と信じて疑わないカウンセラーもいるので、びっくりです。

3)反省が全くできない人

臨床心理士の仕事は常に反省と内省が付きまといます。

私の師匠の名言に「カウンセラーには落ち度が必ずある」というのがあります。

私も日々の臨床の中で、失敗も多く、「自分はカウンセラーに向いていないのではないか」と自問自答することも多いです。

その中でも、クライエントのために頑張ろうと思い、改善を続けた結果、臨床心理士としてのスキルが身についてきます。

最悪な臨床心理士の場合は、「クライエントが悪いから治らないんだ」と平気で口にする人もいます。

仮にクライエントが全て悪いとしても、そのクライエントに対してできることを考え、至らない自分を反省し、そしてカウンセラーとしてできることを考えていくことが本来の臨床心理士のあるべき姿ではないかと思います。

4)勉強を全くしない人

臨床心理士の専門性は日夜新しい知見が生み出されています。

トラウマに関する治療技法もTFTやソマティック・エクスペリエンスといった最新技術が日夜考案されています。

トラウマに焦点を当てたトラウマ・フォーカス・CBTという認知行動療法もあります。

さらに言えば、虐待の対応やDVの対応、精神科医療などの制度も日々更新されて言っています。

虐待やDVをカウンセリングのみで対処しようとしていたのは過去の話です。

不登校の認識も10年前とはかなり変わっています。

こうした最新の治療技法や制度、知見を日々勉強して取り入れていくことがとても大切なのです。

臨床心理士の大学院では、研究の仕方を学びますが、それは知識の取り入れ方や活用の仕方を学ぶためのものです。

クライエントのために勉強を続けるのが臨床心理士としての在り方でもあります。

勉強するのが嫌いという人は、そもそも臨床心理士に向いていないと思います。

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5)指摘されるとすぐに怒る人

臨床心理士には謙虚さが求められます。

人から痛いことを言われたら、至らない自分を振り返るという姿勢が必要です。

自分には足りていないところがあるから、指摘されるのです。

また、カウンセリング場面ではクライエントから痛い言葉を言われることも多々あります。

当然「何を言っているんだ」と怒りたくなることもあります。

しかし、怒るということはそうした背景が自分の中にあるということ。

そのことをしっかりと受け止める姿勢を持つことで、自分自身を理解し、またクライエント自身を理解していくということが大切だと思います。

6)傷つきやすい人

よく「私は傷つきやすいから、傷ついた人の気持ちがわかる。だから臨床心理士になりたい」という人がいますが、こういうタイプの人は自分の傷つきやすさと上手に付き合えるようにならないといけません。

というのも、臨床場面ではいろんなクライエントがやってきます。

傷つき方も傷ついた時の反応もひとそれぞれです。

傷つきやすい人は繊細な場合が多く、クライエントの傷つきに非常に反応してしまうことがあります。

また、一番の問題は、日常生活で傷ついたときに、それを処理しきれないまま、カウンセリングに持ち込んでしまい、適切な援助ができなくなる場合があるということです。

だから、傷つきやすい人は、そうした傷つきやすさと上手に折り合いをつけるということが、臨床心理士になる上でとても大切だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

臨床心理士には当然人柄も求められますが、それはごくごく一部で、上記のような人としてもあり方というのが非常に求められるのではないかと思います。

まずは謙虚に、そして素直に、多くの方に感謝できるような人が臨床心理士の仕事に向いているのではないかと思います。

臨床心理士はクライエントがあってこその仕事です。

その方のために、最善を尽くすことが臨床心理士の最大の業務です。

そのことを忘れないようにしたいものです。

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