選択理論心理学基本講座⑦内的コントロール心理学

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前回は外的コントロール心理学と7つの致命的習慣についてお話をさせていただきました。

今回はその反対の心理学である、内的コントロール心理学についてお話をしたいと思います。

この概念はなじみがないと、なかなか理解が難しいところです。

また、逆に分かったつもりになってしまいやすいところもあるので、何度も読みこんでみることが大切です。

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内的コントロール心理学とは?

内的コントロール心理学とは、「相手は変えられない、変えることができるのは自分だけ」という信条に基づく心理学のことです。

この心理学をしっかりと身につくと、人間関係が良くなります。

私たちが他人に対してイライラするのは、「相手を変えたい」と思うからです。

愚痴ばかり言う人に対して、「愚痴を言わないでほしい」と思った瞬間、その人に対してイライラしてしまします。

それは目の前の人に対して「愚痴を言わないように変わってほしい」と思っているからです。

そうではなくて、「愚痴を聞かされそうになったら、断るか距離を置く」という方法もあります。

自分の行動を変えていくということです。

これが内的コントロール心理学の一つの例です。

内的コントロールの3つの信条

内的コントロール心理学には、それぞれ次の3つの信条に基づきます。

1.人の動機づけは内側から
2.相手は変えられない
3.思いや信条、なりたいイメージは人それぞれ違う

それぞれにつて簡単に説明します。

1.人の動機づけは内側から

人は基本的欲求を満たすために、上質世界にあるイメージ写真を得ようとして行動を起こします。

例えば、仕事であれば、お金をもらって家族を養うことが上質世界に入っている場合もあれば、「やりがいや生きがいのため」が上質世界に入っている人もいます。

中には、仕事で大きく傷ついてしまい、「自分をこれ以上傷つけない状態」を上質世界に入れてしまったために、働かないという選択をしている人もいます。

学校が上質世界に入っていなければ、学校に行かないという選択もあります。

そうした視点から、人の行動の動機はすべて内側にあるのです。

2.相手は変えられない

相手を変えることはできません。

グラッサーは「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分の行動だけ」と教えてくれています。

これが非常に大切なことで、変わらない相手を無理に変えようとすると、必ず齟齬やずれが生じ、心身に不調をきたします。

相手は変わらないからこそ、自分の行動をどう変えていくか。

この視点を持つことがとても大切だと思うのです。

3.思いや信条、なりたいイメージは人それぞれ違う

そして、上記の2つを踏まえてですが、人によって「なりたいイメージや信条、価値観」は異なります。

目の前の人と話していて、「なんか違うな」「なんか話が合わないな」と思った場合は、いったん距離を置いて、相手と自分の持っている価値観が違うと考えてみることが大切です。

そうなると、「私はこう思ったんだけど、あなたの思っていることと少し違う気がする」とお互いの価値観に違いについて話をすることができます。

その際に、相手の価値観を傷つけないようにするといった配慮が必要です。

そのためには、次の「7つの身に着けたい習慣」を実践していく必要があります。

7つの身に着けたい習慣とは?

7つの身に着けたい習慣とは、次の7つです。

1.傾聴する
2.支援する
3.励ます
4.受容する
5.尊重する
6.信頼する
7.交渉する

これらの関わりは、非常に地味です。

また、7つの致命的な習慣と比べて、かなりあいまいで分かりにくいところがあります。

さらに、効果を実感するのに、かなり時間を要します。

これらを効果的に学ぶには、まずはカウンセリングを受けること。

カウンセラーから上記の関わり方を実際に受けることで、「ああ、相手はこういう風に感じるんだ」と実感するです。

その上で、ロールプレイを実際にしてみて、繰り返し練習をしてみることが大切です。

そうしていくことで、自然と内的コントロール心理学基づく関わり方が身につくようになります。

神戸支部研究会では、ロールプレイを毎回行っており、参加者の方も少しずつですが、内的コントロール心理学に基づく関わり方を身に着けています。

また、こうした練習は発達障害の方にも有効で、時間はかかりますが、発達障害のソーシャルスキルトレーニングにも有効な手法です。

選択理論心理学会 神戸支部研究会の案内はこちらから

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7つの身に着けたい習慣を実践するためのコツ

7つの身に着けたい習慣を実践していくためのコツですが、相手の上質世界にあるものと、自分の上質世界にあるものをしっかりと把握しようと努めることです。

もちろん、すべて理解することなんて人間出来ません。

しかし、自分が何を願って生きているかは日々振り返ることで自覚することができます。

その上で、「相手は何を願って生きているか」も考えていくことが大切です。

そうなると、「相手が大切にしていること」を傷つけないようにしようと配慮していく必要があります。

軽はずみで批判しないように注意深くなることで、相手との関係がぐっと近くなります。

グラッサーは自身の行動を振り返る際に、
「自分の行動によって相手との関係を遠ざけるか、近づけるかの視点で考えること」
が大切だと話しています。

大切なことは、相手の上質世界にあるものを傷つけない関わり方をしていくことです。

そのためには、自分の上質世界にあるものをしっかりと把握し、それを大切にする生き方をしていくことが必要です。

カウンセリングでクライエントの周りの人間関係が良くなっていくことがありますが、それは「自分が大切にしていることを大切にしてもらった」という経験をすることができたためです。

人は大切にしてもらうことで、周りの人も大切にできるようになるものです。

興味のある人は、ぜひ選択理論心理学会 神戸支部研究会にお越しください。

選択理論を学ぶことで、確実に周りとの人間関係も良くなっていきますよ。


開催日についてはこちらをご覧ください

神戸支部研究会のfacebookページはこちらから

 

 

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